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【ギア選びのウソホント】Vol.105「3Wを使う状況は、4Wで十分に代用できるはずです」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

先週、“3Wの性能”という言葉を使いましたが、これはどういうことか、という問い合わせがありましたので、まずはそのお話から。

3Wを使うシチュエーションとしては、パー5のセカンドや狭いフェアウェイのティーショットが考えられます。つまり、地面から打つクラブではコンスタントにいちばん飛ぶクラブで、ティーショットでは1Wよりも曲がりを抑えられ、狙ったところに打ちやすいクラブだから、ということでしょう。

でも、それが3Wでなくてはいけないのでしょうか? 私はそうは思わないので、アマチュアの方にはより簡単に打てる4W(16.5度前後)をオススメしているわけです。長いパー4のセカンドで使用するときでも、4Wなら3Wよりも球が上がり、よりスピンが入るので、グリーン上で止まる可能性が高くなるのもメリットです。また、スピンが入ることで方向性も安定します。

そして、セッティングで考えると、3Wの代わりに4Wを入れることで、4Wと飛距離がそれほど変わらない5Wを抜くことができ、ウェッジを1本追加できます。再三お伝えしているように、スコアメイクはアプローチが重要なので、ウェッジを多く入れることでショートゲームが楽になるのです。

PGAツアープロにも「16.5度」の使用者は増えています

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2022年10月4日号より