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【ギア選びのウソホント】Vol.69 ロフト角を変えるとフェース角も変わることに注意!

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

あの「ゼクシオ」にも装着された弾道調整機能、いわゆるカチャカチャ。ロフト角やライ角の調整が個人で簡単にできることで、9度台か10度台のどちらのクラブを購入するかで迷うことがなくなり、クラブ選びが楽になった人も多いと思います。しかし、便利な調整機能ですが、注意してほしい点があるので、今回はそのお話になります。

たとえば、タイトリストの1Wだと、ロフト角・ライ角ともに0・75度刻みで調整が可能なので、ロフト角9度だと、標準以外に、8.25度、9.75度、10.5度にすることができます。また10度であれば、標準以外に、9.25度、10.75度、11.5度のロフト角に変更可能です。ここで注意したいのが、クラブの構造上、ロフトを寝かせるとフェースは閉じるということ。9度を1.5度寝かせると、フェースアングルは1.5度フックになります。球を上げやすくなる半面、つかまりやすいクラブになることを頭に入れておきましょう。フェースアングルは弾道をイメージするのに重要な要素です。ロフトが変わればフェースアングルも変わるということも理解しておけば、より自分に合った調整ができると思います。

タイトリストの場合はA・1からD・4まで16通りのポジションに調整できる

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2022年1月4日号より