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【プロスペック】「10Yは飛んでいる」ドライバーを替えたのは5年ぶり! 今平周吾の14本

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、2年連続で賞金王に輝き、今季も5勝目を挙げた今平周吾のセッティングに注目。

今平周吾
いまひらしゅうご。1992年生まれ。埼玉県出身。2018年、2019年の賞金王。ツアー通算5勝。今季はフジサンケイクラシックで優勝

長らく、RMXの2016モデルのドライバーを使い続けていた今平周吾が新しいRMX VDドライバーにスイッチした。その背景についてヤマハツアーレップの大西さんに聞いた。

「一番の理由は飛ぶからだと思います。今平選手は『116よりもVDは約10ヤード飛んでいます』と言っています。本人は、球筋を描いてコントロールするタイプですが、ノンストレスで真っすぐ打てるメリットを感じているようです」(大西)

最初にプロトタイプを試したのは4月の東建ホームメイトカップだという。

「4月から6月のツアー選手権あたりまで調整のところで行ったり来たりでした。調整というのは他の番手とのつながりやラウンド中に出てくる課題などです。それらが秋の東海クラシックとブリヂストンオープンのタイミングで上手くまとまり、シフトしていくことができました。44.75インチの長さはデビュー当時から変わりません。バランスは少し軽めのD0にしています。従来と同じバランスだと『重く感じる』らしく、116よりも0.5ポイント軽く調整、シャフトはツアーAD TP6からHD6プロトに替えています。今平選手がドライバーに求めるのは飛距離と安定性。この2点が信頼できたのだと思います」

ドライバーだけでなく、5番ウッドもRMX VDに替えた。

「使い始めたのは10月の日本オープン。ドライバーとのマッチングが良いからとバッグに入れました。『適度にスピンが入って、左右の操作もしやすいのが気に入っています』とは本人の言葉です」

ギアに繊細なこだわりを持つ今平が替えたニュークラブに注目だ。

短めの44.75インチ仕様をさらに短めに持って飛ばす今平スタイルは変わらず。ソール中央には小さな鉛シール

3WのヘッドはSIM2。コンディションや試合によって、主にツアーADのUB7XとHD7Xを入れ替えている。直近(マイナビABC)ではHDを使用

ドライバー同様、5WもRMX VDにチェンジ。「適度にスピンが入ってコントロールできるのがいい」(今平)

タイトリスト910Hの21度はなんと2011年モデル。まさに手放せない1本だ

今平周吾の14本

ウッド類はニューモデルが入るが、4IからPWは軟鉄鍛造RMX116ツアーブレードを長く愛用。シャフトはダイナミックゴールドツアーイシューのS300

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月30日号より