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【プロスペック】「LST」から「MAX」に変更でコントロール性アップ! チャン・キムの14本

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、現在賞金ランク2位の飛ばし屋、チャン・キムのセッティングに注目。

PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara

チャン・キム

1990年まれ。米国出身。188センチの体から繰り出される飛距離は315Y。日本ツアー7年目。今年のバンテリン東海クラシック優勝で通算6勝。賞金ランク2位(10/28時点)

ピンの「ヘプラー アンサー2」にLAGPシャフトを装着したパターを使用するチャン・キム。LAGPは米国のロサンゼルス・アナハイムに拠点工場をもつシャフトメーカーだ。

「今夏、全米オープンや全米プロなどの試合から帰国後、自ら持ち帰ってきてこのシャフトを入れてほしいと言ってきました。おそらく米国でパターシャフトのフィッティングを受け、ストローク中の挙動が安定して、自分に合うとわかっていたのでしょう。ヘッドは『2021 アンサー2』でしたが、少し硬い打感にしたい、とヘプラーのアンサー2に替えました。優勝した東海クラシックもこのパターでしたから、今はパッティングにも自信を持っています」とはピンのツアーレップ・穂積さん。

ドライバーも9月のパナソニックオープンから「G425 LST」を「G425 MAX」にスイッチ。これは穂積さんのアドバイスだという。

「元々チャンは『MAX』には手を出さず、遠くに飛ばすことを第一に考えてロースピンモデルの『LST』を使っていました。ただし、ツアーで毎週戦うなかで調子が今ひとつの日は必ずあります。そんな日でもホール内に飛ばしておくことが大切でしょ、と提案しました。『MAX』はとくにミスに寛容なので、結果が良くなれば、スウィングの調子を取り戻すのも早まりますから」

チャン自身も、「スピンが少し増えたことで、ボールコントロールがやさしくなった。同時にミスショットが減って、飛距離自体もそれほど落ちていない」と話す。

プロとレップが話し合って決めたクラブ変更が、最近の好成績につながっているというわけだ。

クロスハンドで打つ自身のストロークと挙動が合うという、PGAツアーでも人気のLAGPシャフトを装着。ヘッドはソリッドな打感の「ヘプラー アンサー2」

チャン・キムの14本

もともとアイアン型中空ヘッドの「G425クロスオーバー」(3I)を使っていたが、今は高さがラクに出て飛ばせると「G425 MAX」の7Wがお気に入り

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月16日号より