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【プロスペック】「顔がいいから気持ちよく振れる。だから飛ぶ」小木曽喬の14本

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、シード獲得を目指し奮闘する小木曽喬のセッティングに注目。

小木曽喬

おぎそたかし。1997年生まれ。愛知県出身。AbemaTVツアー1勝。高校3年の17歳の時に日本アマを制覇。レギュラーツアーでのシード権確保を狙う

高校3年のときに日本アマを制した小木曽喬。当時大会史上2番目の若さでの優勝だったが、あれから7年の歳月が過ぎようとしている。実績と実力からすれば、もっと上で活躍してもらいたい。そんな小木曽が今シーズン奮起の起爆剤と捉えているのがドライバーだ。

「今年の2月に試し始めたんですが、当初はいい顔のヘッドがなくて、それで全モデルを試しました。その中から奇跡的に今のヘッドに出合えたんです」

小木曽が使用するスリクソンの「ZX7」は、基本的にはヘッドがアップライトに見えるのが特徴だが、個体差によって見え方の差は必ず生じるもの。あらゆるモデルを試すなかで、奇跡的に手元に来たヘッドが、小木曽好みのフラットに見えるヘッドだったというわけだ。

「ヘッドは前のモデルのほうが飛ぶと思いますが、顔がよくなったことで振りやすくなったので、今のドライバーのほうが飛んでいます」

どれだけ性能が優れていても、見た目のイメージが合わないと、それがスウィングにも影響を与えてしまうということだ。

端正なルックスと、美しいスウィングの小木曽。男子ツアーがさらに盛り上がるためには彼の活躍が期待される。

3番と5番アイアンはキャビティの「ZX5」に、6番以下はマッスルバックの「Zフォージド」を使用。ロングアイアンはやさしく飛ばすことを重視し、6番以下はよりピンをデッドに狙うために、感覚を100%反映できるモデルをチョイス

飛ばすことが目的ではないユーティリティだが、使用しているゼクシオは楽に飛距離が出せる。つかまりやすく、球も上がるので、ボールを運ぶようなイメージでコントロールできる

リーディングエッジが丸いのが苦手だという小木曽。「ジップコア」は顔が良くなったので使い始めた。ロフトは50、54、58度の3本態勢

オデッセイは自身でも初めて使用。この形状自体は好きなタイプで、現状はこれよりも良いモデルに出合えていない。長く付きあう相棒になればと感じている

小木曽喬の14本

週刊ゴルフダイジェスト2021年7月13日号より