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【インソールでスコアアップ】<後編>「インソール選びのキモは“硬さ”にあり」

上がり3ホールでバテてしまうゴルファー必見、インソールにはスコアアップの秘密が隠されていた。前編に続き、インソールがゴルフのパフォーマンスに与える影響から、正しい選び方までを紹介してもらった。

PHOTO/ Hiroaki Arihara、Getty Images MODEL / Mai Inaji (GOLULU)

解説/神谷幸宏

かみや・ゆきひろ。スポーツシューフィッターの資格を持つゴルフコーチ。「地面との関係性」をテーマにスウィングの土台となる足元からゴルフを再構築。力の出力、方向、安定性をデータと感覚の両面から分析し、選手のパフォーマンス最大化を追求している

>>後編はこちら

「インソール初心者は少し軟らかめがおススメです」

「まず重要なのは、自分の足のアーチとインソールのサポート位置が合っているかどうかです。もちろん、自分の靴のサイズを参考にインソールのサイズを選ぶとは思いますが、シューズ自体が自分の足に合っているのかという点も含め、適正サイズを見極めましょう。

また、硬さも重要です。インソールは硬すぎると足への負荷が強くなりすぎて痛みや血流低下につながる可能性があり、軟らかすぎると安定性に欠けます。そのため、適度な硬さのものを選ぶことが大切です」(神谷コーチ)


一方で、自分に合ったインソールが見つかっても、“インソール頼み”には注意が必要だという。

「インソールだけに頼っていくと、それなしではいられない足になってしまいます。そうならないためにも新聞紙やタオルを床に敷いて、足指で手繰り寄せたりして、意識的に“足を使える”ようにすることも重要です。従来はアーチをしっかり支えるタイプのインソールが主流でしたが、最近、『ボディメトリックス』というメーカーから素材のクッション性によって足の動きを整えるタイプのインソールも登場しています。“足を使う”という観点では、そういったインソールもおススメです」(神谷コーチ)

軟らかめが好みなら樹脂
硬めが好みならカーボン

カーボンが入っているインソールは硬くて軽く、強度も高いものの、インソール初心者で足のアーチが整っていない人は、硬すぎると足が痛くなってしまい逆効果になる可能性も。そのため、長時間の着用でも痛くなりづらい軟らかい素材のものから始めて、“無理をしない”ことが重要

初心者におススメ

M.Moubray エナジーα

4290円

「硬さも硬すぎず、アーチサポートも十分なうえ、ヒールカップがかかとをホールドしてくれてバランスがいいです。価格がお手頃なのも◎」

定番にして王道

シダス ゴルフ3D

6270円

「アーチサポート、安定性、快適性などいずれも高い水準でバランスに優れていて、一番オーソドックスです。どれにするか迷ったらコレ!」

“インソール嫌い”にもおススメ

BMZ アシトレゴルフブースター

6050円

「足の立方骨を支えることで間接的に足のアーチを整えてくれます。“インソールは痛い”という苦手意識がある人には試してほしいです」

特許取得!左右非対称のゴルフ専用インソールも!

(株)村井 ゴルフ専用インソールプロ スポーツ(右利き専用)

5500円

右足かかと外側部の“壁”がスウェイを抑えてタメをつくり、左足母趾球部の“くぼみ”でスウィングの回転軸を安定させる新発想インソール

たった10分で完成!
オーダーメイドインソールをゴルルが体験

オーダーメイドインソールは高額で製作に時間がかかるものも多いが、医療機器を取り扱う「シグマックス株式会社」のスポーツ向けサポート・ケアブランド「ザムスト」の「フットクラフトカスタム」は約10分で完成し、1万円強で購入可能な優れもの。同シリーズの中でもインソール表面に滑りにくい加工が施され、ゴルファーに人気の「グリップ」(1万450円)を今回、ゴルルの稲治舞が体験した。

最大の特徴は、つま先が上がる(背屈する)ことで足底腱膜が巻き上げられ、足のアーチが自然と高くなる「ウィンドラスメカニズム」を応用して熱成形していること。この仕組みにより、下腿・くるぶし・足の位置関係である「足部アライメント」も整い、理想的な姿勢を維持することが可能になる。
「土踏まずがあるだけで全然違います。靴の中で足がずれないためフィット感もありますし、かかとのホールド感も抜群。歩きやすいし、スウィングのときにしっかり踏ん張れます」(稲治)

素材はEVAと呼ばれる樹脂でできており、サポート機能はもちろんのこと、柔軟性もあるため、痛みや窮屈感がないというのもポイント。オーダーメイドインソールがどんなものか気になっている人は一度試してみてはいかがだろうか。


「フィット感抜群でかかとも固定されしっかり踏ん張れます」(ゴルル・稲治舞)

手順1
足を測定

「3Dスキャナ」で、足のサイズ、横幅、土踏まずの高さや、かかとのアライメントなどを計測。稲治は右足かかとがやや右側に倒れており、土踏まずがやや低いとの特徴が判明

手順2
インソールを熱成形

専用クッションの上でつま先を上げ、足裏の腱膜“足底腱膜”が巻き上げられてアーチが高くなる現象を利用してインソールを成形。これで、個人に最適なアーチサポート形状に

手順3
冷めたら完成!

強度と柔軟性兼備の本格インソールに!

足底腱膜を巻き上げ、下腿・くるぶし・足の位置関係を指す“足部アライメント”も整う。特定の部位への過剰な負担が軽減され、衝撃吸収力や安定感が向上

週刊ゴルフダイジェスト2026年5月5日号より