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【インソールでスコアアップ】<前編>「3つのアーチ」を整えると、スウィングの安定性や再現性が飛躍的に向上する

上がり3ホールでバテてしまうゴルファー必見、インソールにはスコアアップの秘密が隠されていた。インソールがゴルフのパフォーマンスに与える影響から、正しい選び方までを紹介してもらった。

PHOTO/ Hiroaki Arihara、Getty Images

※写真はGetty Images

解説/神谷幸宏

かみや・ゆきひろ。スポーツシューフィッターの資格を持つゴルフコーチ。「地面との関係性」をテーマにスウィングの土台となる足元からゴルフを再構築。力の出力、方向、安定性をデータと感覚の両面から分析し、選手のパフォーマンス最大化を追求している

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「足の3つのアーチ」を整える

「16番まではベストスコア更新ペースだったのに、上がり3ホールで大叩き……」

そんな経験、ゴルファーなら一度や二度ではないはず。そうした悩みを解消すべく注目したいのが、“機能性インソール”だ。

そもそもゴルフシューズのほとんどに、純正のインソールが入っているが、市販、あるいはカスタムのものとの違いはどういった点にあるのか。ゴルフコーチでスポーツシューフィッターの資格を持つ神谷幸宏コーチに話を聞いた。

「純正のインソールは履き心地や足当たりの良さを重視しており、軟らかく感じやすい設計になっています。一方で、市販やカスタムのインソールは足の3つのアーチ構造(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)を整えることを目的として設計されている点で大きく異なります」(神谷コーチ・以下同)

では、「足の3つのアーチ」を整えると、ゴルフのパフォーマンスにどのような影響を及ぼすのか。

「アーチの形成は、足本来のクッション機能を呼び起こして疲労を軽減させるだけでなく、体全体の連動性を高める重要な役割を果たします。足が整うことで下腿部から大腿部、骨盤、そして首や頭までが理想的なポジションに収まり、全身にスムーズな動きのつながりが生まれます。これにより、無駄な筋力を使わずに力を効率よく発揮できるため、スウィングの安定性や再現性が飛躍的に向上します。

さらに、インソールによって足裏全体に『圧の分散』が可能になることも大きなメリットです。足裏が崩れた状態では特定の部位に過度な負担が集中し、それが疲労や痛みの原因となりますが、インソールが本来の正しい立ち姿勢をサポートすることで、一部分へのストレスを軽減します。このように、全身のアライメント調整と足裏の圧分散が相まって、理想的なパフォーマンスの維持と、疲れにくい体の両立が可能になるのです」

事実、「機能性インソール」を入れている女子プロを取材してみると、どの選手も疲労感の軽減とスウィングの安定を語っており、パフォーマンスの向上を認めている。このようにプロの世界でも、インソールは“重要なギア”となっているのだ。

体を建物に例えると、足は“土台”のようなもの。上層階の安定に土台の安定が不可欠なのと同じように、「足の安定」こそが全身の安定につながっていく。一見、地味ではあるものの、「たかが中敷き」と侮るなかれ。それはベストスコア更新のための重要な1ピースかもしれない。

外側縦アーチ
小指の付け根からかかとの方向に延びるアーチ。安定性やバランス能力に優れる。つぶれるとO脚になるリスクも

横アーチ
足の指の付け根を結ぶアーチ。つぶれると浮き指の原因に。上げることで指で地面をつかめるようになる

内側縦アーチ
土踏まずに該当。衝撃吸収や推進力機能がある。つぶれると偏平足の原因となり疲労につながる

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週刊ゴルフダイジェスト2026年5月5日号より