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テーラーメイドのツアーボール「TP5」「TP5x」が一新! プロが選んだ理由はコントロール性能

PHOTO/Hiroaki Arihara

2017年に初代が登場してから4年目。3代目となる新しいテーラーメイドの「TP5」「TP5x」ボールが登場した。ゴルフでいちばん重要なギアはボールだとも言われるが、契約選手たちは、すでに新しいボールにスイッチ。その理由を3人のプロに聞いた。

飛距離はもちろん
スピンも欲しい

ローリー・マキロイ、ダスティン・ジョンソン、コリン・モリカワら、世界のトップ選手が使用するツアーボール「TP5」「TP5x 」がさらに進化。独自の5層構造が、ドライバーなどロングゲームでの初速性能を高めて飛距離アップを実現しながらも、各番手に必要な適正スピン量、とくにグリーン周りでのバックスピン量を確保。ティーショットからグリーン上まで、すべてのクラブで高い性能を発揮する。
 また、従来よりも浅くし、「まるで蜂の巣のようにディンプルが浮き出ているような感じで、見るからに食いつきそう」(塩見好輝)だという、新設計のディンプルパターンを採用。空気抵抗を抑え、「最高到達点がさらに高くなってキャリーが出る」(石坂友宏)と、その効果も大きい。
 クラブ選びにはこだわるのに、ボールは飛距離だけで選んでいる人は、ぜひ3人のボール選びを参考にしてほしい


石坂(TP5x)

「飛距離以上にグリーン周りでの
スピン性能を重視」

「ボールに求めるものは、飛距離はもちろん、それ以上にグリーン周りでのスピン。ショートゲームでのスピン性能が自分のなかでは重要です。新しい『TP5x』はドライバーでは飛距離が出て、ショートゲームではスピンが入る。フィーリングが少しソフトになって、スピン系の『TP5』に打感が近くなったのに、最高到達点が高くなってキャリーが出る。ヘッドスピードが速いからではなく、ヘッドスピードに関係なく飛ばせます。今回の『TP5』『TP5x』は本当に進化しいる。アマチュアにすごくいいボールだと思います」


池村(TP5x)

「キャリー5Yのアプローチで
しっかりスピンが入るかどうか」

「ボール選びはアプローチで決めています。アプローチで合格だとアイアン、ドライバーへと移っていきます。まずはグリーン周り10ヤードくらいからやってみる。球を上げてスピンを入れたり、転がしでイメージが出るかどうか。つぶれている感じが強すぎても転がしにくいし、思ったより低く出すぎても球が強すぎる。新しい『TP5x』はしっかりスピンが入って思った通りの高さで打てる。今年からドライバーを『SIM2』に替えましたが『TP5x』とのマッチングも抜群です」


塩見(TP5x)

「ショートゲームでの
コントロール性能。
それがあっての飛距離」

「ショートゲームでは『TP5』『TP5x』のどちらもスピンが入りますが、ドライバーなど長い距離を打つときに『TP5x』のほうが飛んでる感じがします。柔らかく食いつく感じの打感で、アプローチやショートアイアンでもスピンが入りやすい。ショートゲームに関してはスピンが多ければ多いほどコントロールしやすい。スピンを減らす打ち方は簡単だけど、増やす打ち方は難しいからです。岐阜オープンのグリーンは硬かったけどショートゲームに関しては思った通りの球が打てました」


テーラーメイド
TP5/TP5x

週刊ゴルフダイジェスト2021年5月25日号より