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ポイントは「オンセット」 石川遼が10年前のパターを投入した理由

石川遼のパターといえば、L字マレットを思い浮かべるが、昨年末からセンターシャフトのツノ型を使用。ポイントはネックの位置だというが、果たしてどういうことなのか?

PHOTO/Hiroaki Arihara、Shinji Osawa

石川遼 22年の太平洋VISA以来の優勝をこのパターで目指す!

“フェース面の向き”を大事にしている

石川遼のパターの代名詞といえばL字マレット、そう思っている人は多いはず。しかし、今季は10年前に特注で作ったという“オンセット”パターを使う機会が増えている。

「僕はアドレスしたときのフェースの見え方を一番大切にしています。オンセットが強いとフェースがシャフトより前に出ていて独立しているので、構えたときにシャフトが視界の邪魔をしてこないんです。だから、このパターはフェースの見え方がとてもいい。アドレスしたときに気持ちよく構えられて、正確にセットアップができます」

このパターで2年ぶりの優勝となるか?

フェース面とシャフト、トップブレードの右のラインの3本が、アドレスしたときに一直線に見えるのが構えやすくてフェースの見え方がしっくりくると石川。「ネック部分の溶接も本当にきれいすぎる!」と大絶賛

シャフトが後方に下がっている分、シャフトがフェース面に干渉しない(隠さない)ため、構えやすい。気持ちよく振れて、正確に打ち出せる。モデルは「ホワイトホットXG #7」をセンターシャフトに改造したもの

●石川遼の優勝パターHistory

※編集部調べ(アマチュア時代は含まない)

池村寛世もオンセットを使用中

「インパクトで当たり負けしない、フェースにバチッと当たる感覚があっていいです。ヘッドが遅れてこない点も気に入ってます」

月刊ゴルフダイジェスト2024年7月号より