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【マイギアを語ろう】「つかまるクラブで逃がして打つ」「削り出しの打感が好き」中島啓太の14本セッティング

今季プロとして初優勝を挙げ、毎試合のように優勝争いを演じている中島啓太。好調の裏には、こだわりが詰まったクラブがあった

TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Tadashi Anezaki

中島啓太 なかじまけいた。2000年生まれ埼玉県出身。日体大時代にはアマ世界ランク1位になり、マスターズも経験。21年には男子ツアー史上5人目のアマ優勝を果たした。そして、今シーズン「ASO飯塚チャレンジド」で念願のプロ初優勝を挙げた

つかまりそうに見える
顔が好み

「クラブ選びはデータ(結果)重視なので大きなこだわりはないのですが、ドライバーに関しては昔からつかまりがいいタイプが好きです」

実際に昨年までのモデルよりも、ステルス2プラスはつかまりが良くなっている。

「ポンと置いたときにつかまりそうに見えるのが好きなんです。でも、それは人によって感じ方が違って、僕のドライバーをリキさん(河本力)が見たら『かぶって見える』って言うんですけど、逆にリキさんのドライバーは僕にとっては開いて見えるんです。僕の場合はつかまりのいいドライバーをちょっと逃がすイメージで打つのが一番真っすぐ飛びます」

カーボン独特の打感も気に入っているポイント。

「インパクトで球がフェースに食いつく感じがあるので、ドローとフェードの打ち分けがしやすいです」

ドライバー
テーラーメイド「ステルス2 プラス」

操作性の良さが好き

ポンと置いてつかまりがよく見えるのが好み。「右に飛びそうに見えるヘッドは自分でつかまえにいってスウィングが崩れちゃう気がして苦手なんです」

シャフトはツアーAD CQ(6X)

アイアン
テーラーメイド「P7MB アイアン」

シャフトはPROJECT X LS(6.5)

カーボンシャフトからスチールへ変更
カーボンだとスピン量が多くグリーンで球が戻りすぎることがあったが、スチールに替えてからピンをデッドに狙えるようになった。

ウェッジ
テーラーメイド「ミルドグラインド3ウェッジ」

小ぶりな顔のタイガーモデル

56、60度は日本未発売のタイガー・ウッズモデルをチョイス。以前使っていた「ハイ・トウ3」よりも小ぶりで操作性がいい。

テーラーメイドの「削り出し」が
ぴったりハマった

5月のミズノオープンから新パターを導入した途端5週連続優勝争い(ASO飯塚チャレンジドは優勝)という活躍ぶりを見せた中島。

「ジュニア時代に削り出しを使っていて好きだったので、今年テーラーメイドから削り出しが出るって聞いてずっと待っていたんです。繊細な打感が手に伝わってくるので、タッチが合わせやすいんです」

変更前の「トラス」は直進性が高いという特徴があったが、方向性よりも距離感が大切ということ?

「トラスは出だし30cmが真っすぐ転がるところが気に入っていましたが、この削り出しも順回転がかかって真っすぐ転がってくれるんです。クロスハンドで握り、左手の甲とフェース面を合わせるイメージで打っています」

パター
テーラーメイド「TP Reserve」(プロトタイプ)

距離感だけでなく直進性も高い

日本未発売の「TP Reserve」シリーズのブレードタイプ(プロトタイプ)。フェース面には独自加工の溝が入っていてソリッドな打感と高めの音を両立させている。

中島啓太の14本セッティング

※飛距離はトータルの数値 ※6.5はX相当

月刊ゴルフダイジェスト2023年9月号より

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