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【ギア選びのウソホント】Vol.143 ちょい長パターを短く握るストロークが流行中

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

週末はレッスンがないとPGAツアーを見るのが日課なのですが、少し前から気になっていることがあります。それはスーパーストロークなどの長くて太いグリップを36インチ以上の長さのパターに装着し、グリップエンドをかなり余らせてストロークするプロが増えてきたことです。

一例を挙げれば、今年5月に実施されたチャールズ・シュワブチャレンジで優勝したエミリアーノ・グリジョや、全米オープンで悲願のメジャー優勝にあと一歩まで迫ったリッキー・ファウラーなどがそうです。ちなみに、その全米オープンでファウラーを破ったウィンダム・クラークはファウラーのレプリカパターということでニュースになっていましたが、私が見る限りでは長さは通常の長さのようですし、グリップエンドを余らせる握り方はしていませんので、そこはファウラーとは違うようです。

さて、このちょい長パターを余らせてストロークするのは日本男子ツアーには少ないですが、日本女子ツアーでは目下、年間女王レースのトップを走る山下美夢有プロや、柏原明日架プロ、大里桃子プロも実践中です。

次週からはこのようなパターおよびグリップがなぜ増えたのかをお話ししたいと思います。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2023年7月18日号より