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【ツアーでみっけ!】中島啓太に永野竜太郎…好調プロがぞくぞくテスト!「ツアーAD」の新シャフト、気になる性能は?

月刊ゴルフダイジェストのツアー担当が現地からホットな情報をお届け! 今回は、男子ツアー「セガサミーカップ」の会場で見つけたグラファイトデザインのニューシャフト。

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

グラファイトデザインのツアーADシリーズといえば、松山英樹が使う「DI」や上田桃子が使う「PT」など、トッププロから長年愛される“名シャフト”が数多く誕生している。そんなツアーADの新作は、ツアーでもやはり注目の的。セガサミーカップの会場では、すでに多くの選手が試していた。いったいどんなシャフトなのか。さっそく調査を開始した。

まずは気になるネーミング。なんの略かはまだ明らかにされていないが、今回のツアーADには「VF」の文字が。そしてカラーリングは、ブラックとレッドでシックな印象を受ける。これは渋くてカッコいい!(なんとなく、テーラーメイドのステルス2とばっちり合いそう……という第一印象を抱いてしまった)。気になったのは、いつもの「GRAPHITE DESIGN」のロゴが入っていないこと。「TOUR AD」の書体も、いつもと違っている。デザインを大幅にリニューアルしたのかと思ったのだが、メーカーのツアー担当に聞くと、これはまだプロトタイプで、最終的にはこれまでと同様のコスメになるという。これはこれでカッコいいのだけど……。

おなじみのコスメから一新! と思いきや、デザインはプロトタイプ

そして、気になる性能はというと……残念ながらメーカー側はまだ公にはできないとの一点張り。それでも「手元と先端がしっかりしているシャフトです」とだけヒントをくれた。

さらに新シャフトの詳細を探るため、テストしているプロに話を聞いてみることに。今季目覚ましい活躍を見せている中島啓太は、火曜の練習ラウンドでテスト。

「僕は今『CQ』を使っているんですが、振り心地にそれほど大きな違和感はありませんね。ヘッドが走ってくれる感じもあるし、好印象です。実戦で使用するにはもう少し時間はかかりそうですが、嫌いなシャフトではありません。僕は打ち方でスピンを増やすことは得意なので、シャフトはスピン量を抑えてくれる、少ないものがいい。シャフトでスピンが増えてしまうものはまず使えないんです」

全米オープンで日本人最高位という活躍を見せた永野竜太郎は、実はすでに実戦投入しているという。

「僕が大事にしているのは、気持ちよく振れるかどうか。細かい性能はあまりわからないですが、切り返しで適度にしなってくれて、そこでタイミングがとれるものが僕には合っているんです。そういう意味で、このシャフトは1回振って、『あ、いける』と思いましたね。だから先週から使っています」

2人の話から推察すると、「全体が適度にしなり、先端は硬くしながらもインパクトでの走り感はある」シャフトのよう。これはあの名器「DI」の後継かと思い、再度ツアー担当に聞いてみると「そういうわけではないんですが、違うとも言えない」と、なんとも煮え切らない答え……。気になる性能面の詳細は、明らかになり次第お届けします!