【マイギアを語ろう】「クラブの進化に合わせて自分も進化したい」若林舞衣子の14本セッティング
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自身の道具へのこだわりを、プロ自らが語る連載「マイクラブ マイギアを語ろう」。今回は、出産を経てツアー復帰し、なお第一線で活躍する若林舞衣子のクラブセッティングをご紹介。
TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Hiroaki Arihara、Tadashi Anezaki THANKS/クラブハウス
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クラブの進化に対応して
自分も進化していきたい
07年のデビュー以来、一貫して同一メーカーのクラブを使用する若林舞衣子。だからこそ、「クラブの進化を強く感じる」という。
「ドライバーでいうと、飛距離は毎年伸びていますし、確実に曲がらなくなっていると思います。ツアーデビューの頃は、“すっごい”ドローを打ってましたけど、今のクラブだとそこまで曲げられないですから。パッと構えたときに、自然にフェースがターゲットに向くクラブが好きですね。フックフェースが好きだったこともあるんですが、今はスクエア感をいちばん大事にしています。
メーカーの担当者さんには、『こういう球が打ちたい』っていうイメージを伝えるだけなんですが、それをちゃんとくんでくれて、新しいモデルで最初に渡されるクラブがすでに自分の好みに合っていることが多いです。そこから少しずつ調整を重ねていくと、いつも100点に近い感覚になるんですね。小さなこだわりのせいで、新しいものにトライできないのってマイナスだと思うんです。クラブが進化したら、自分も進化してそれに対応していきたい。そのほうが楽しくないですか?」
ドライバー
ヨネックス「EZONE GT 450」
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復帰後はクラブに助けられた!
「産後もドライバーの飛距離はあまり落ちなかったんです。顔、打感に加えて据わりの良さも気に入ってます」
パター
オデッセイ「TRI-HOT 5K」
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ライ角をアップライトに調整
「パターは手元を吊って構えたい」という若林の好みに合わせ、ライ角はかなりアップライト。ストレートな振り子軌道で打ちやすい。
アイアンの延長で使いたいから
6UTだけスチールに
若林プロが6番UTを使い始めたのは2010年頃。以来、ずっと頼れる「相棒」だ。
「その頃のツアーは硬くて止まらないグリーンが多かったので、6番アイアンくらいになると、球を上げ切れなくてきつかったんです。それで6UTをテストしたら感じがよくて、それ以来ずっと使っています。モデルが1世代前なのは、スピン量と高さのバランスがいいから。新しいモデルのほうが飛距離は出るんですが、6UTは飛ばすより『止めたい』クラブなので、そこがクリアできるまでは替えられないですね。6UTだけはアイアンの延長線の感覚なのと、ボールがゆっくり飛んでいってくれるイメージが出るので、シャフトをスチールにしています。4本UTのおかげで、ウッドから下の距離が埋まってきて、番手選びで難しいジャッジをする場面が減りました」
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3UT~5UT
ヨネックス「EZONE FS」
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高さを確保しつつ、スピン量は抑えめで飛距離が出る最新モデル。よりキャリーを重視するコースでは3UTを7Wに替える。
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6UT
ヨネックス「EZONE XPG」
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高さが出て、なおかつある程度のスピン量を確保できるモデル。アイアンに近い感覚で、グリーンを狙っていけるのが気に入っている。
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出産後もあえて同じスペックに
出産後、練習再開時は体の状態が戻らずとにかくきつかったという。あえて産休前のスペックのまま練習し、徐々に体を慣らしていった結果、以前と同じ感覚を取り戻すことができた
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若林舞衣子の14本セッティング
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月刊ゴルフダイジェスト2023年4月号より