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上級者も初級者も対等に戦える! ゴルフ特有のシステム「ハンディキャップ」【明日使えるゴルフ用語】

普段当たり前のように使っているゴルフ用語だが、その成り立ちや意味を問われたときに、正しく返せるだろうか? ここではラウンド中の会話やゴルフ仲間とのやりとりで使える、ゴルフ用語にまつわるうんちくを紹介する。


ハンディキャップ(handicap)


ゴルフはスポーツの中でも、競技年齢の幅の広いスポーツの代表格である。そればかりではなく、技量が大きく異なるプレーヤー同士でも対等の条件で対戦できるシステムがある。それが、「ハンディキャップ(handicap)」である。

ハンディキャップは、数字が少ないほど、技量が高いプレーヤーであることを示す。おおむねハンディキャップ20ぐらいが平均スコア100前後で回るアベレージゴルファー、ハンディキャップが9以下(1ケタ)のゴルファーは「シングル」と呼ばれ、かなりの上級者といえる。ハンディキャップが0の人は「スクラッチプレーヤー」とも呼ばれ、通常の難度のコースであればパープレーで回る技量があることを示している。さらにトップレベルのプレーヤーになると、「+1」「+2」……というような「プラスハンディ」を所持しているゴルファーもいる。

こうしたハンディを使うことで、技量に差があるプレーヤーが、同じコース、同じ条件で対戦できる。これは、他のスポーツでは類を見ない優れたシステムといえる。

ハンディキャップには「クラブハンディキャップ」と「JGA公式ハンディキャップ」がある。クラブハンディは所属するゴルフクラブで取得するハンディキャップ。月例杯などクラブ競技への参加に必要だが、クラブハンディは一度シングル(9以下)になるとなかなか増えない(10以上に戻らない)クラブも少なくなく、その時々の実力を反映したハンディとはいえない場合もある。

JGA公式ハンディキャップは、JGA(日本ゴルフ協会)やJGAが認めた団体などに自分のスコアを提出して決まるハンディキャップ。コースごとの難度も加味されて計算されるため、より公平性の高い数値といえる。

JGA公式ハンディを取得するには、ハンディキャップインデックスを発行することができるクラブに所属するか、JGAの個人会員に登録する必要があるが、近年ではGDOや楽天GORA経由でも発行できるようになり、より気軽に公式ハンディが取得できるようになった。

競技に興味がある人や自分の今の実力を知りたい人は、一度ハンディキャップを取得してみてはいかがだろうか。