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【東京五輪】ボランティアの数はなんと1200人! どんな仕事をしているの?

熱戦が続く東京五輪ゴルフ競技の裏で、選手やスタッフを支える多くのボランティアがいる。果たしてどんな仕事をしているのか、話を聞いた。

茅さんは東京ガスからの出向。2018年から活動してきた。メディアにも万全の熱中症対策を取る。コロナ禍の苦労も多く「安全が大事。アクリル板1つにとっても考えることは多いんです」

話を聞いた茅(かや)和子さんは、組織委員会の総務局人事部に所属する「GOLF 霞ヶ関カンツリー倶楽部 PEマネージャー」という肩書きだ。

「霞ヶ関CCでフィールドキャスト(ボランティア)を引き受けてくださっている方の人数は約1200人。無観客になりましたから、一緒に大会をつくってくださる方たちに向けてのサービスが主。語学が得意な方にはオリンピックファミリーのラウンジにいてもらったり、競技周りでも英語が必要なときもある。ダイニングでは3000人くらいが行き来するので、机を拭いたりお弁当を配ったり相当な人数が必要です。我々の一番の目的は皆が安心して楽しくなるよう大会を盛り上げ、いろいろな方の役に立つことです」

炎天下のなか活動するボランティアのみなさんには頭が下がるが、それぞれゴルフが好きだったり、近くに住んでいたりと応募した理由はさまざま。「基本的には全国からですが、朝早いこともあり(4時集合も!)、川越市や飯能市など地元の方が多いです。やっと始まって、やっと終わる感じにも思えます」

もちろん、得るものも多い。

「東京都や国の方、ゴルフトーナメント運営の方や、電通の方、標識をつくってる方やフォント屋さんまでがいたり。私の下には今、現役の大学院生もいます。年齢、性別、性格、関係なく、いろいろな人に会えるのはすごく面白いです。心強くもあり絆みたいなものができます。終わる頃には皆泣いているんじゃないでしょうか」

週刊ゴルフダイジェスト2021年8月17日号より

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