【ゴルフはつづくよどこまでも】Vol.292 実録レッスン。「プッスンショット」修正法
奥田靖己「ゴルフはつづくよどこまでも」
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- >>前回のお話はこちら 前回同様、タイで僕の弟子の中村映禅のスタジオでレッスンをしている亘依子プロと、鴻巣CCでラウンドしたときのことを話します。 今回はアプローチに関してですが、プロ同士なので、プロやったらこういう考え方をしなさいという、ちょっと難しい話をしています。奥田 グリーン周りからアプローチするときに、サンドウェッジを持って「フワッといくんやったらこん……
今回は、鴻巣CCで三川澄恵プロにアドバイスしたことをお話しします。彼女は今、レッスンをしながらミニツアーやマンデーに出て、上のツアー復帰を目指しとるそうです。
誰に対してもそうなんですけど、特にプロがプロにアドバイスをするときは、「ここやな」いうポイントを瞬時に見つけ、「こうせい」とズバッと言わなあきません。アドバイスを受けるほうも、言われてズイッと感じる人は、そのまま優勝してしまうぐらい変わります。僕自身がそうやったからね。
僕は電話で変わったこともあります。昔、ある試合で高松志門先生に電話で「調子どうや」と聞かれ、「こうこうこうです」と話したら、「練習場行ったら今日やったら左からのアゲンストやから、右の打席から左の林ギリギリを、 5番アイアンで低い球打っておけ」言うんです。「先生どこに居てるんですか、会場に居てるんですか」と聞くと「加古川や」言うてました。見てないのにアドバイスができるわけです。僕は先生みたいにはなれてはいないけど、僕なりに三川プロのショットを見てアドバイスしました。雰囲気を感じてもらえたらええと思います。
奥田 澄ちゃんの今のショットは、穴が開いたタイヤに空気入れたみたいなショットになっとんねん。「空気が入らん」プッスンショットや。それはトップでフェース面が開いてるから。トップで開くとインパクトで体が前に行って、合わすしかないから空気が入らん。
三川 はい。
奥田 だからこっち(インパクト)をなんぼ直してもあかん。ここ(トップ)を直さんと。要するにトップで15度くらいシャットめにきたら、これはもう全部「空気が入る」言うことや。すると今度は前に行く必要がなくなってその場で振れるので、もう20ヤードは飛ぶようになってくる。
三川 上げていくときにフェースを意識するんですか。
奥田 クラブを閉じといてもっと横へ上げたらええねん。コンパクトでよいから。
三川 だいぶ低い感じがします。
奥田 そうやろね。10㎝ぐらい低い。左へ行きそうに感じると思うよ。最初はね。
三川 はい。
奥田 でも、このシャットフェースと左へ行くのとは関係ない。自分が前行ってど突いてるから左へ行くんや。
三川 わかりました。

インパクトを直しても上手くいかないと奥田。「クラブを閉じといてもっと横へ上げたらええんよ」

奥田靖己
おくだせいき。1960年、大阪生まれ。93年日本オープンなど6勝。シニアで2勝。ゴルフの侘び寂び、温故知新を追求する
週刊ゴルフダイジェスト2026年10月13日号より


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