【ゴルフせんとや生まれけむ】加藤凌平<前編>「初ラウンドやホールインワン、ベスト更新もすべて鹿沼CC」
ゴルフせんとや生まれけむ
ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、元体操選手の加藤凌平氏。
ゴルフを始めたのはリオデジャネイロオリンピック後の2016年の冬でした。当時所属していた会社の体操競技部のコンペがあり、“全員参加”ということだったので仕方なくという感じで始めました。それまでゴルフには興味がなく一度もやったことはありませんでしたが、コンペに出るからには少しぐらいは打てないと周りに迷惑をかけてしまいます。
それで最初は父親や、ちょうどゴルフを始めるタイミングだった同年代の友達と一緒にマメに練習場に通い、めちゃめちゃ打っていました。その頃、体操競技はまだ現役でしたが、練習の合間でも時間があれば練習していました。もちろん最初はなかなか当たりませんでしたが、当たるとすごく飛ぶので、それが気持ちよくてどんどんハマっていったんです。
打ちっ放しにも何度か行きましたが、「やはり体験しなくては」と、初めてのラウンドは会社コンペの前に鹿沼72CC(栃木県)へ。父親が一緒に回っていたこともあって“おまけ”もありながら、スコアは106でした。僕としては初めてだし、こんなもんだろうと思っていたのですが、周りからは「すごいね、センスあるよ」などと言われてすっかりその気に(笑)。それからは最低でも週に2回は練習場に行くようになりました。そんな練習のたまものだったのでしょうか、本番のコンペも105ぐらいで回ることができ、大きな恥はかかずに済みました。
普通ゴルフを始めると、多くの方が“100の壁”で苦労すると聞きます。でも、僕の場合は初ラウンドから5ラウンド目ぐらい、コンペの翌シーズンにはコンスタントに100を切れるようになっていました。体操の練習が休みの木曜日と日曜日、大きな大会がない12月と1月にはゴルフに集中して練習とラウンドを継続してやっていたので、100を切ってからそんなに時間はかからずに90も切れるようになりました。
ここまでは自分でもすごく順調だったなと思います、ここまでは(笑)。少しずつ地力をつけて着実にスコアをアップさせていった感じでした。でも、さすがに80を切るのは100や90を切るのとは比較にならないくらい大変でした。70台をマークするにはドライバーもアイアンも、そしてパットも大きなミスは許されません。確か2年くらいかかったんじゃないですかね。
ベストスコアの66が出たのは去年の春頃、初ラウンドをした鹿沼72CCでした。この日は体操時代の友人と一緒のラウンドでしたが、ベストスコアを狙おうという気負いもなく、友人と楽しく回れればそれでいいといったリラックスした気持ちでプレーしたのが良かったみたいですね。今振り返ってもとても楽しい一日でした。
それにしても初ラウンドもベストスコアも、そして2年くらい前にホールインワンを出したのも全部鹿沼72CC。相性がいいんですかね。僕のゴルフライフに欠かせないコースであり、ホントにこちらにはお世話になっています。「これからもよろしくお願いします」とお伝えしたいぐらいです(笑)。

加藤 凌平
93年静岡県生まれ。幼い頃から体操を始め、12年ロンドン五輪団体総合で銀メダル、16年リオデジャネイロ五輪団体総合で金メダルを獲得。24年現役を引退。現在は、原宿・渋谷にあるモーリーキッズスポーツスクールで子どもたちに体操を直接指導するほか、タレント活動も行う。ベストスコア66。YouTubeの「RYOHEI GOLF」も人気。
週刊ゴルフダイジェスト2026年9月8日号より


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