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レギュラーティー、バックティ、フルバック……たくさんあるけど、どこから打ってもいいの?【明日使えるゴルフ用語】

普段当たり前のように使っているゴルフ用語だが、その成り立ちや意味を問われたときに、正しく返せるだろうか? ここではラウンド中の会話やゴルフ仲間とのやりとりで使える、ゴルフ用語にまつわるうんちくを紹介する。


レギュラーティー


ゴルフコースは、いろいろな技量のゴルファーが楽しめるように、ひとつのホールに対して複数のティーイングエリアが用意されている。

コースによって異なるが、最もオーソドックスなのは、レディスティー、レギュラーティー、バックティー、フルバックティーの4つのティーイングエリアを有するパターンで、それぞれティーマークの色が赤、白、青、黒と分けられていることが多い。

レディスティーが最も距離が短く、レギュラーティー、バックティー、フルバックティーの順に距離が長くなっていく。

レギュラーティーより前方にフロントティーやシニアティーといったティーイングエリアが設けられているコースも多く、自身の飛距離や腕前に応じて最適なティーを選択できるようになっている。

ただ、バックティーやフルバックティーに関しては、使用する際にハンディキャップを申告するなど、事前に許可を取る必要があるケースがほとんど。とくにフルバックティーは、全長が7000ヤードを超えるようなコースもあり、プロの試合やクラブ競技などでの使用に限られる。

ただ、通常使用する白ティー(レギュラーティーやフロントティ―)は、6000ヤードを切るような短い設定がなされているコースも少なくなく、飛ばし屋にとっては毎回セカンドが100ヤード以内になって物足りない、というケースもあるだろう。コースによってはハンディキャップの申告なしでバックティーを使用できるところもあるので、コースガイドを見て自分には距離が短そうだと感じたら、マスター室で相談してみると良いだろう。

逆に、飛距離が出ないという人や、始めたばかりでドライバーが上手く当たらないという人は、積極的に前方のティーを活用しよう。セカンドで毎ホール、ウッドを握らなければいけないほど距離が残ってしまうと、ゴルフがつらくなってしまうので、仲間と相談して臨機応変にティーを選択することをオススメする。

コース設計は「初級者にはやさしく、上級者には厳しく」が基本。適切なティーを選べば、老若男女、あらゆるゴルファーが同じフィールドで等しく楽しめるのが、ゴルフの醍醐味のひとつだ。