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【らくトレ】Vol.136 スウィングが安定する! 肩甲骨周りの柔軟性を高める簡単エクササイズ

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、肩周りの可動域をアップするメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.136

「肩回し」で肩甲骨をほぐそう


スウィングが不安定な人は、技術的な問題というより肩甲骨や股関節の動きがぎこちないことが原因のケースが多いです。そこで今回は肩甲骨の可動域を広げるエクササイズを紹介します。

エクササイズ1はクラブを肩に担ぎ、上体を左右に傾けます。肩というより肩甲骨にシャフトを当てるイメージのほうが正しいかもしれません。その状態をキープしたまま、左右に側屈します。シャフトが45度くらいまで傾くのが理想です。リズミカルなテンポで左右に5回ずつ動かします。

エクササイズ2は肩甲骨にシャフトを当てたまま、前回しと後ろ回しを行います。水泳のクロールと背泳ぎのような動きに近いです。どちらの動きもクラブだけを回すのではなく、肩全体をしっかり回すように意識してください。前回し10回、後ろ回し10回が1セット。どちらのエクササイズも1日2セット行うことができると高い効果が得られるはずです。


Exercise 1
クラブを担いだまま肩を交互に上げ下げ

足を肩幅に広げ、クラブを肩(肩甲骨に当てる)に担いだ姿勢からスタート。その姿勢で骨盤から下は動かさず、みぞおちから上だけを左右に倒します。目標はクラブのシャフトが45度になるまで傾けること。肩と一緒に頭が傾いて問題ありません。左右交互に5回ずつ繰り返します

Exercise 2
クラブを担いだまま肩をグルグル回し

エクサイズ1と同じ姿勢からスタート。今度は肩を前回し(クロール)と後ろ回し(背泳ぎ)にグルグル回します。小さい動きから始め、徐々に回転を大きくしていきます。クラブだけを回すのではなく、肩全体をしっかり回すことを意識してください。前回しと後ろ回しを10回ずつ行います

ここに効く!
肩甲骨の動きを活性化させる体操に近い感覚のエクササイズです。肩周りに加え、背中やわき腹にも刺激が与えられます

どんな効果が?
肩甲骨をしっかり動かせるようになるとトップが安定します。そして切り返し後もクラブがオンプレーンに乗りやすくなります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年11月22日号より