【なんでもランキング】Vol.10 驚異の290Y超え!「米女子ツアー歴代平均飛距離トップ10」
ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング化する本連載。今回のランキングは、15年ぶりにトップが入れ替わった米女子ツアーの歴代平均飛距離トップ10。
20-21国内女子ツアーのドライビングディスタンス1位は原英莉花。平均257.26ヤードでツアー参戦3シーズン目にして初めてナンバーワンに輝いた。だが、海の向こうのアメリカでは、その記録を30ヤード以上上回る、とんでもない記録が生まれた。アン・バンダムが米女子ツアー歴代最高記録を15年ぶりに塗り替え、初めて290ヤードを突破したのだ。この記録は国内男子ツアーの平均飛距離32位に相当する。
アン・バンダムはオランダ出身の26歳。身長180センチと長身で、15年にプロ転向。17年の欧州女子ツアーで278.94ヤードの平均飛距離を記録。翌年には280ヤードを超え、最終予選会を突破して19年から米女子ツアーに参戦。だが21年はポイントランク110位とシード権を獲得できず、渋野日向子、古江彩佳らと同じ最終予選会に挑戦。だが、そこでも60位タイと22年の出場権を得ることができず、22年は下部のシメトラツアーが主戦場になりそうだ。となると22年は20年にバンダムを抑えてトップになったフィリピンのビアンカ・パグダンガナンが飛ばし屋ナンバー1候補筆頭。彼女も21年はポイントランク125位と振るわなかったが、最終予選会を10位タイで通過し22年の出場権を確保している。
<米女子ツアー平均飛距離歴代トップ10>
週刊ゴルフダイジェスト2022年1月11・18日合併号より
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