【3ツアーズ】女子チームが完全勝利で大会連覇! MVPは“せごどん”西郷真央
<日立3ツアーズ選手権/大栄CC(千葉)/12月12日>
国内男子(JGTO)、シニア(PGA)、国内女子(JLPGA)が7人ずつ出場する対抗戦「Hitachi 3Tours Championship」は、女子チームの連覇で幕を閉じた。
PHOTO/Tadashi Anezaki
2人1組がペアになって競い、午前のファーストステージ、午後のセカンドステージごとに配分されるポイントの合計で勝負を決める「3ツアーズ」。ファーストステージはフォアボールストロークプレーによるベストボール方式、午後は1つのボールを交互に打ち合うフォアサムストロークプレーのオルタネート方式で争われた。
セカンドステージでは、稲見萌寧と西郷真央がタッグ。9ホールで7つのバーディを奪う大活躍で、女子チームの優勝につなげた。西郷は今季、2位が6回ありながら優勝には手が届かなかったものの「ギャラリーとしてジュニアの頃に観戦して、いつかプレーしたいと思っていた」という夢の舞台で、優勝とMVPという勲章をゲットした。それでも「トレーニングと練習をして来シーズンは優勝したい」と早くも闘志メラメラ。2022年は“せごどん”の逆襲が始まりそうな気配。
2021年の最後に西郷がトロフィーを掲げた。来季は優勝トロフィーを期待
一方、稲見は自身がベースとする北谷津ゴルフガーデン所属の篠崎紀夫と同じ舞台に立ち「いつも良くしてもらっています」と感謝しつつ、もちろん勝負では容赦なしなのがモネ流。普段は“味方”の奥嶋(誠昭)コーチが、今回は男子の木下稜介のキャディについたため大会では“敵”に。「コーチと稜介さんがタッグを組んで私だけをつぶしにくるって事前に言われていた」というが「その期待に応えて勝ってあげます」と返し、見事有言実行。賞金女王で五輪銀メダリストの実力とメンタルを見せつけた。
師走の千葉に集合したトッププロ21人。勢いはやはり女子にあり⁉
選手たちは着用コートにサインし合う。原は青木功に笑顔で「お願いします」。これは断れまい
男子では共に初出場の星野陸也・金谷拓実の「星&金」キラキラコンビが健闘
週刊ゴルフダイジェスト2021年12月28日号より
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