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【たま~に80台で回りたいッ!】Vol.78 基準コースを設定し自分を見つめ直そう!

飛距離が出なくても、練習量が少なくても、たま~に80台で回るゴルフは十分に可能! コラムニストの木村和久がシニアのための89ビジョンを指南。

ILLUST/Shinichi Hoshi

>>前回のお話はこちら

今回はゴルフ上達のために、自分の基準コースを設定する企画です。ホームコースなどで構いませんが、日頃通うコースを基準コースにすれば、今のゴルフの調子がわかって何かと便利です。
 
普段より飛ばないとか曲がるとか、パターのタッチが合わないなどが即座に判明します。それではまず、日本の基準コースの成り立ちから話しましょう。

日本の基準コースとは?

1990年代まで、コースレートを算定するときに、霞が関CCの東コースを基準コースとしていました。以前、コースレート算定現場を取材したことがあります。JGAから派遣されたスクラッチプレーヤー2人、シングルプレーヤー2人の計4人が、コースレート算定委員としてラウンドします。基準コースと比べて難易度はどうかを検討していました。
 
霞が関CCの東コースは適度なアップダウンと距離、長さがあり、しかも設計者が複数いたので、バランスよくできているとの理由で選ばれたそうです。我々シニア世代は、知らないうちに基準コースと比較してラウンドし、「ここは難しい、簡単だ」とやっていたわけです。

我々の基準コース

それでは我々が基準コースをどう活用しているか、自分のホームコース扶桑CCを例に説明します。スタートは西コースからです。



その理由は西の1番が広くて短いので、さほどプレッシャーがかからないからです。だからその日の調子を見るにはうってつけ。先日のラウンドを振り返りますと、朝イチのティーショットは当たりが良くまずまずでした。
 
セカンドショットは残り140ヤード、いつもは130ヤードほど残るので、今日はやや飛んでない、けれど方向性は良しとわかります。
 
残りをUTでフェアウェイから打つもチョロ。この凡ミスは、9月の長雨でゴルフを休みがちだったから。しかもライが湿っていて沈みがち。つまり現場感覚がだいぶ鈍っていたんですね。1ホール目で、その日のゴルフの方向性が見えました。これが基準コースの素晴らしいところ。
 
その後、凡ミスが多めでスコアは90台後半でした。飛距離の低下は老化のせいもあるでしょう。高反発クラブを扶桑CCに持っていき、試したいです。

パットの基準とは

扶桑CCはベントグリーンの速い時が10フィートオーバー、一方高麗グリーンで重い時は7フィート台の日もあり、いろいろ試せて面白いです。結果的にどんな速さでも対応できるようになりました。
 
自分のグリーンの個人的な基準は、9フィートです。鶴舞CC時代からこれをずっと基準スピードにしており、ほかのコースに行った時は9フィートより速い、遅いで距離感を調整します。
 
扶桑CCの良いところは、シーズンピークになると10フィートを超えること。これに慣れると、高速グリーンが自慢のコースに行ってもそこそこ対応できます。

バンカーの基準

扶桑CCのバンカーはさほどメンテが良くないです。2グリーンあるので、サブグリーン側のバンカーがどうしても、メンテ不足に陥りがち。時々砂を入れていますが、追い付いてないのが現状です。
 
これを逆手に取って、硬い砂や軟らかい砂への対応ができて、スキルが上がっています。毎回、ここのバンカーは硬いのか、軟らかいのか吟味して打ちます。現在、大雨で砂が流れた箇所があり、そこはメチャメチャ硬いです。
 
おかげさまで基準コースに鍛えられて、硬い砂と軟らかい砂の見分け方を覚えました。大して寄りませんが、大叩きはないですね。
 
ちなみに東コースの3番パー3の右側バンカーは難易度が相当高いです。アゴがえぐれて砂が硬い。そこには絶対入れないと決めているのに入れて、バンカー2度出し。学習していませんね。

練習場のデフォルト

通っている練習場でも目印を付けて、今日は飛んでいる、ボールが曲がるとか調整できます。個人的には30~50ヤードのアプローチを打った時の、ボールの高さとかね。しっかり振れているときはボールが高く上がりますが、ダメな時は低い。そこを調整です。
 
60ヤード先はネットですが目標を決め、どこまでボールが上がるか? それで調子を見ます。自分のショットの基準を確認することはものすごく大事です。ぜひ、試してみてください。

教える人/木村和久

「89ビジョン」をはじめ様々なゴルフの楽しみ方を提案するコラムニスト。ベストスコア75。01年鶴舞CCキャプテン杯優勝。ゴルフ歴は35年。現在は扶桑CCのメンバー

週刊ゴルフダイジェスト2026年11月3日号より

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