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【矢野東のクルマ探訪】Vol.11「マツダ MX-30 ロータリーEV」唯一無二のロータリーを発電機として搭載したEVモデル

ツアー3勝にして、プロゴルフ界きってのクルマ好き。これまで乗ってきた台数は優に20台超え。現在はメルセデス・ベンツGクラスを所有する矢野東プロが、気になるクルマをレビュー!

PHOTO/Kosuke Mori

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ロータリーサウンドは
EV車でも健在

マツダだけが製品化に成功したロータリーエンジン。クルマ好きならば一度は独特の高音を放つロータリーサウンドに憧れを持った人も多いだろう。それは矢野も同じで、今のところ唯一、ロータリーエンジンを搭載しているマツダの「MX-30 ロータリーEV」に乗ってもらった。

「ロータリーエンジンを発電機として使うとは何とも贅沢なモデルですね。発電してロータリーエンジンが駆動しているときの高めの音がなんともいいですね。人によっては『結構音がするなぁ』なんて思う人もいるかもしれませんが、僕は懐かしさもあって気持ちいい! 運転中はずっと発電し続けてほしいですよ(笑)」

そもそもロータリーエンジンは一般的なレシプロエンジンのようなピストンの往復運動がなく、ロータリーの回転運動によって動力を発生させる仕組み。よって振動が少なく、部品パーツも少ないため軽量に仕上げられるのがメリットだ。かつてロータリーエンジンを使ったスポーツカー、RX7は654ccのエンジンを2つ使い、1308ccで最高出力280馬力を発生させる高性能パワーユニットだった。つまり発電機としても高効率で、それがMX-30 の魅力のひとつでもある。

「ロータリーエンジンだとエンジンルームをコンパクトにできるという魅力もありましたよね。その影響かMX-30 は見た目以上に室内が広い。走りはEVなので静かで滑らか。低速域から高速域までコーナリングが滑らかで、上質なセダンに乗っているようなコンフォートさがあります」

マツダ独自の車両運動制御技術G -ベクタリングコントロールが滑らかな荷重移動を行う。それが矢野の言うコンフォートな走りを実現しているというわけだ。

「そして何より観音開きがいい。ラゲッジは狭いですが、観音開きなので後部座席にキャディバッグが置きやすい。Bピラーがないだけでここまで使い勝手がいいとは驚きました!」

ロータリーエンジンってやっぱりクルマ好きにはたまらない

ボンネット内にはモーターやバッテリーと一緒に小型のロータリーエンジンが搭載されている。「あえてカバーを大きくせずにロータリーエンジンを見やすいようにしているのがニクい演出ですね」

滑らかな走りで街乗りも高速も運転しやすいのがいい

発電しなければロータリーエンジンは始動しないのでモーター音のみ。「音が静かで振動も少ない。何よりコーナリングがスムーズで運転していて気持ちいいのはマツダならでは」

MAZDA MX-30 ロータリーEV

●全長×全幅×全高/4395×1795×1595㎜ ●ホイールベース/2655㎜ ●車両重量/1780kg ●パワーユニット/MV型モーター(発電機・ロータリーエンジン) ●最高出力/170ps/9000rpm ●最大トルク/260N・m/0-4481rpm ●価格/293万5900円~

「久しぶりにロータリーサウンドを聞きました。うーん、やっぱりロータリーエンジンのスポーツカーに乗りたい」(矢野)

週刊ゴルフダイジェスト2026年8月18日・25日合併号より