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【ゴルフせんとや生まれけむ】大倉士門<前編>「初ラウンドは身長と同じ175」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、タレントの大倉士門氏。

ゴルフを始めたきっかけはダウンタウンの浜田(雅功)さんなんです。8年ぐらい前だったかな、浜田さんやほかの芸人さんたちと一緒にみんなでご飯を食べてから「シミュレーションゴルフをやろう」となって。そこで初めてクラブを握りました。

僕は学生の頃、サッカーや陸上をやっていたこともあってスポーツは得意なほうだし、もちろん好き。ただ、当時のゴルフのイメージは「おじさんのスポーツ」という感じ。友達が「夜中までゴルフの試合を見ていたから今日は寝不足」などと言うのを聞いてもピンときませんでした。実際、見てみても面白さがまったくわからなくて。「僕には縁のないスポーツだな」と思っていました。

それでもシミュレーションゴルフを2、3回経験したあたりで「少しは上手く打てるようになりたいな」と思うようになったんです。それで打ちっ放しに行って、仲間にクラブの握り方やスウィングを教わりました。もちろん、すぐにうまくなるはずはないですが、「あれ、面白いかも」とちょっと思い始めました。

初めて本物のコースに出たのは、最初にシミュレーションゴルフに行ってから半年ぐらい経ってのこと。友達が「ゴルフ始めたんだって? 連れていくよ」と言ってくれて。場所はなんと兵庫県の小野ゴルフ倶楽部。すごい名門ですよね。コースは素晴らしいですが、結果は散々……。もうひたすら右に左にと走り回って175叩きました。最初はスコアを数えないという人もいますが、僕の場合「今後のため、絶対数えたほうがいいよ」とアドバイスされていたこともあってしっかり数えました。自分の身長と同じだったので、その数字は今でもはっきり覚えています。

初ラウンドを終えた時は、「もうゴルフなんて二度とやるか」と心底思いました。僕だけやたらに走ってシンドイし、ほかの人は格好良くプレーしているなか、僕は空振りしたりチョロしたり……。「ああ、向いてないなあ」と思っちゃったんですね。

ところが、僕がゴルフを始めたということを聞きつけた仲のいい友達や先輩、後輩から「ゴルフに行こう」「打ちっぱに付き合って」と、たくさん誘われるようになって。最初のうちは「いや、もうゴルフはこりごり、無理」と言っていたんですけど、だんだん断り切れなくなって渋々。ホントに最初は無理やり付き合わされてラウンドするようになったんですよ。

そして、何度か回っているうちに175が150になり、130になり、徐々にスコアが縮んでいきました。まぐれでもたまに100台が出るようになって、気がついたらすっかりハマっていました。

仲間も心得たもので「士門、今日のプレーは良かったよ」などと褒めてくれるんです。すると、こちらもその気になって「よし、次は頑張ろう」と思うようになって。100は切れなくてもそこそこのスコアが出ればめちゃくちゃ気持ちいいし、ほかの何にも代えられないような嬉しさ、喜びも感じられるんです。いや、ホントにゴルフって最高っす!(笑)

>>後編につづく


大倉 士門


93年京都府生まれ。雑誌の読者モデルとしてデビュー後、バラエティ番組や舞台などでタレント・俳優として活躍中。妻はモデルでタレントの「みちょぱ」こと池田美優。ベストスコアは91

週刊ゴルフダイジェスト2026年7月21日号より