Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【残り100Yどう攻める?】#2 「まず振り幅の大きさを決め、その範囲で“しっかり振る”ことが重要」

【残り100Yどう攻める?】#2 「まず振り幅の大きさを決め、その範囲で“しっかり振る”ことが重要」

残り100Y、「しっかり乗せて最低でもパーだな」そう意気込んだのに、ダフったりグリーンオーバーしてダボ、なんて経験ありませんか? 前回に続き、奥山プロに残り100Yの攻略法を聞きました。

TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Shinji Osawa、Hiroaki Arihara THANKS/KOSHIGAYA GC、木更津GC、泉CC

奥山ゆうし 日本大学ゴルフ部を経て競技にも参戦。これまで延べ1万人以上のアマチュアを指導。アマチュアのことを知り尽くしている理論派プロ

100Y先に狙って落とす

100Yはアプローチ感覚で打つのがいいと言う奥山プロ。まずは9番アイアンでトライするのがいいらしい。

「9番アイアンは一般的なヘッドスピードなら、確実に100Y飛ぶクラブなので、その点でまず『力まなくなる』というのが最大のメリットです。力みが取れると自然にテンポ、バランスのいいスウィングになって、手首の角度を保ったままロフトを立てて(ハンドファーストで)当てられる可能性が高くなります」と、奥山プロ。ショートアイアンは「ロフトを立てて当てる」のが肝心で、これにより打ち出し角とスピン量が適正になり、狙い通りのキャリーを出せるようになる。

「アドレスでちゃんと『アプローチ』の構えにすることが大事です。グリップを短く持ち、やや左足体重、少しだけオープンスタンスなどを徹底することで、振り幅が必要以上に大きくなることを防げます」


【9Iで打つとここがいい!①】

ヘッドが上から入る

力みが抜けることで、ダウンスウィングでクラブヘッドのラグ(いわゆるタメ)が発生し、結果としてクラブが上から入りやすくなる


【9Iで打つとここがいい!②】

ロフトが立つ

スウィングのリズム、テンポがよくなると下半身から切り返せるようになり、ハンドファーストでロフトを立てて当てやすい

【9Iで打つとここがいい!③】


手が体の正面に保たれる

スウィング自体がコンパクトになるため、手を体の正面に保って振りやすくなる。手が体の正面から外れない限り、スウィングが大きく破綻することはない


Point 1 ボール1個分左足を引く
Point 2 左5.5:右4.5の体重配分

左足を引いてオープンスタンスにしておくほうが、フォローでしっかり体を回していきやすい。また、通常のアプローチ同様、やや左足体重にしておくとボールを的確に上からとらえやすい


Point 3 手元は左股関節の前

手元を左股関節の前にセットして、アドレスの時点でややハンドファーストの形を作っておく。あるいは、グリップエンドを左足太ももに向けるイメージでもいい



Point 4 指2本分短く持つ

距離が100Yなだけで「アプローチ」なので、グリップは短く持つ。フルショットと同様に長く持つと、それが力みを発生させる原因にもなる


振り幅を決めて
その中でしっかり振る

アプローチ感覚の100Yで最重要かつ最難関なのが、振り幅のコントロール。

「アマチュアは振り幅を小さくしようと思っても、実際は小さくなっていない人が多い。まずはその振り幅の大きさを決めたら、その振り幅の範囲で『しっかり振る』練習をしてみましょう」と奥山プロ。振り幅さえ小さくなっていれば飛びすぎの心配はなく、しっかり振ることでむしろスピン量が安定し、球筋も整う。

「左足を踏み込むのは必須。そこから、左の腹筋を意識して体を回すとコンタクトがよくなります」


Point 1 切り返し

切り返しで左足裏をグッと踏み込む

切り返しで左足を踏み込むことで重心が左に移動し、同時にスウィングの最下点が左にずれる。これによってボールを上からとらえることが容易になる

Point 2 ダウンスウィング

左腹筋を意識して体を回転させる

切り返しで左足を踏み込んだら、体の左サイドの大きな筋肉を使って体を回転させていく。とくに左腹筋(腹直筋の左側と左外腹斜筋)に意識を向けると、スムーズに体を回転させやすくなる

Point 3 フォロー

フォローでトウを空に向ける

フォローでも手とクラブが体の正面にある状態を保つように意識して振る。手と体を一体にして振ると、フォローで自然にフェースが返りトウが上を向く

上から入れるドリル

左かかと踏み込み打ち

トップで左足のかかとを上げて踏み込みながら振る。左足に体重を乗せていけるので、自然と軌道はダウンブローになる。上から入れる感覚が身に付く

週刊ゴルフダイジェスト2026年8月号より