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【読者記者】No.1940「アイアンがグリーンに止まりにくい。スピンの入った高い球を打つには?」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「アイアンがグリーンに止まりにくい」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/Bull Golf

読者記者No.1940 大野将平さん

●40歳 ●会社経営 ●ゴルフ歴/2年 ●ベストスコア/87 ●平均スコア/98 ●171㎝・66kg ●ドライバー飛距離/240ヤード

先生/加藤颯

98年生まれ、埼玉県出身。大学卒業後、競技ゴルフに転向し、わずか2年でPGAティーチング
プロ実技試験合格。ツアープロを目指しつつ、レッスン活動を行う。オールデイゴルフ所属

大野さんのお悩み
「アイアンがグリーンに止まりにくい」


アイアンでグリーンをヒットしても止まらずにオーバーすることが多いです。ロフトの多いマッスルタイプのアイアンに替えてもダメなんです。


トップで左肩が下がり、上体がやや目標方向にのけ反っている(2コマ目)。いわゆる「ギッタンバッコン」に近い状態で、適切にボールをつぶせる形になっていない

大野 アイアンがグリーンに止まらなくて……。

加藤 ちょっと縦の動きが多すぎる感じがしますね。トップで左肩が下がりすぎているので、インパク
トはその反動で右肩が下がって(=左肩が上がって)います。ヘッド自体はダウンブローに動いている
と思いますが、体の動きとしてはあおっている印象です。テークバックはもっと上体の重心を高く保っ
て、左肩を下げない感じで上げてみてください。

大野 こんなに重心が高いとボールに届かない感じがします。

加藤 切り返しでお尻を後ろに下げる(股関節から上体を折る)動きを入れると、上体ごと下がっ
てボールに届くようになります。インパクトゾーンを長くイメージして、その中で最下点をできるだ
けボールの先に持っていくようにすると、高い打ち出し角とスピン量を確保できます。

<問題点>
トップで左肩を下げすぎる

トップで左肩を下げると、反動でダウンスウィン
グでは右肩が下がる。手元が低くなりすぎるので、
ロフトが立って打ち出し角が低くなる

記者「ダウンブローには打ってるはずですが……」
プロ「体の動きはあおり打ちに近いです」

テークバックで左肩を下げずに、肩を水平回転させるイメージで上げる。これにより、ダウンスウィングで過度に右肩が下がる(=左肩が上がる)ことがなくなり、ゆるやかなダウンブローでボールをとらえることができるため、適正な打ち出し角度とスピン量を確保できる

記者「トップの重心が高くてボールに届かなそうです」
プロ「股関節を曲げると全体を下げられます」

重心を高く保ったままトップまで上げたら、切り返しでは股関節から上体を折ることで、上体の形を変えずにダウンスウィングの態勢に移行できる。尻を後ろに引くようにするのがコツ。体全体が沈む形になるので、無理に打ち込まなくても、ヘッドがボールに届く

Drill
尻を引いたところからボールを打つ

股関節から上体を折り曲げたところで静止し、体のポジションをチェック。その後、反動をつけずにボールを打つ。切り返し以降の体の動きがわかる

Drill
ターゲット方向を見ながら上げる

左肩を下げずにテークバックする感覚をつかむには、アドレスでターゲット方向を見て、目線をそのまま保ってクラブを上げていくといい

<取材後記>
ロフトをつけて当てられた
インパクトでロフトが立ちすぎるのが気になっていましたが、高い重心のトップからうまく下ろせると、インパクトロフトが増えて打ち出し角が高くなるのがわかりました。

月刊ゴルフダイジェスト2026年6月号より