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【キミこそ王子だ】Vol.369 “足裏3点”を意識したら飛距離が伸びた! シンプルでゆがみのないスウィングの持ち主

雑巾王子こと武市悦宏プロが、全国の有望なジュニアゴルファーのもとを訪れ、大人ゴルファーにも役に立つゴルフのヒントを探る当連載。今回の王子候補は千葉県出身、柏市立酒井根中学校3年の須藤はんとくんだ。「関東中学校ゴルフ選手権」で春・冬と連覇するなど優秀な成績を残している逸材。好調の秘訣に武市が迫る!

今回の王子候補

須藤はんとくん

すどう・はんと ●主な戦歴/2022 関東中学校ゴルフ選手権 優勝 ●ベストスコア/65(我孫子GC) ●練習/週2〜3日。1時間、100〜150球 ●トレーニング/毎日体幹、下半身の筋トレ。10キロのランニング


須藤はんとくんが本格的にゴルフを始めたのは5歳。以前からスナッグゴルフで遊び、“振る”ことには慣れていたので最初からちゃんとボールに当たり楽しかったと言う。

専属コーチはつけておらず、父親と現在のスウィングを構築した。「動画を撮って、どこがいいのか、悪いのか父親と意見交換をしながら練習しています」とはんとくん。 球を打つのは週2〜3日。それも1時間程度とジュニアゴルファーのなかではかなり少ない。土日はラウンドすることも多いそうだが、それ以外の時間はランニングや体幹など、体力づくりに充てているそうだ。それを聞いて驚く武市。

「えー! ライバルたちが毎日200〜300球とか打ってるわけでしょ。球打ちたくならない?」

「なりますけど……トレーニングも重要かなと」

「長い目で見ると、この時期の体力づくりは大事だよね。ケガ防止にもなるしね」


スウィングを見た武市は 「アドレスがキレイ! グリップの位置やスタンス幅などのバランスがいいし安定感もある。自身で意識していることはある?」

「足の裏3点です」

「よくいわれる、かかと、母趾球、小趾球の3点?」

「そうです。スキージャンプの女子選手が飛ぶときに、そこを意識したら飛距離が伸びたというインタビューをテレビで見て、取り入れてみました。そしたら、自分も飛距離が伸びました!」

「クラブを短く持っているのは、トミー・フリートウッド選手のスタイルを取り入れたとか?」

「そうです。憧れています」

「なるほど。はんとくんのスウィングは、シンプルでゆがみがないのがいいよね。まず、足の裏3点を意識して、均等に体重を乗せることでグラグラしない土台を作る。さらにクラブを短く持っているので、スウィングプレーンにブレがない。バックスウィングでシャフトと地面が平行になるポジション、いわゆるハーフウェイバックが完璧。フェース面がかぶったり開いたりもしていないし、シャフトがイン過ぎたりアウト過ぎたりもしていない。さらに、ダウンスウィングでも同じポジションをたどるからナイスショットは確定だよね。短く持つとヘッドスピードが出にくいと思っている人も多いかもしれないけど、これだけフェース管理が上手くミート率が高かったら問題ないよね。普通に打ったら曲がりにくいわけだけど、逆にちょっとつかまえたりちょっと逃がしたりしたいときもコントロールしやすいよね。だから、いろんなコースに対応できると思うよ」

「ありがとうございます」

将来の夢はもちろん、海外で活躍するプロになること。「名前のとおり、世界で勝利をはんと(hunt)しちゃって!」と期待を寄せる武市であった。

週刊ゴルフダイジェスト2026年4月21日号より