【最新&歴代ゼクシオ試打】<後編>歴代モデルをプロが検証「14代目は明らかに初速とつかまりが向上」
週刊ゴルフダイジェスト
時代を超えて、ゴルファーから支持を得てきた「ゼクシオ」シリーズ。発売から四半世紀が経ち、昨年
11月には、最新モデル「ゼクシオ14」が登場したが、今までどのような進化を遂げてきたのか。プロが歴代モデルを改めて試打した。
PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/クレアゴルフフィールド


解説/堀越良和 豊富な試打経験に裏打ちされた知識と試打技量から大手メーカーのシャフトやヘッドの開発に携わる、“キング・オブ・試打”。ゼクシオは初代から試打を実施してきた。クレアゴルフフィールド所属
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- 時代を超えて、ゴルファーから支持を得てきた「ゼクシオ」シリーズ。発売から四半世紀が経ち、昨年11月には、最新モデル「ゼクシオ14」が登場したが、今までどのような進化を遂げてきたのか。プロが歴代モデルを改めて試打した。 PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/クレアゴルフフィールド 解説/堀越良和 豊富な試打経験に裏打ちされた知識と試打技量から大手メーカー……
GC3で測定
堀越プロが5球打った平均値を表にした

「改めて感じる初代のデキのよさ。
14代目は明らかに初速とつかまりが向上」
今回、堀越プロに歴代ゼクシオとして「初代」、「5代目」、「10代目」と最新の「ゼクシオ14」を打ってもらった。
「初代から歴代のゼクシオはすべて発売と同時に試打してきましたが、改めて今回、初代モデルを持ってみると、現代のクラブに慣れた私にとっては46インチの長めのシャフトに305㏄のコンパクトなヘッドもあって、よりクラブが長く感じました。26年前のクラブなので、現代モデルに比べて、オフセンターヒットには弱さがありますが、芯でヒットした時の飛距離は現代のモデルと比較をしても、全く遜色ないです。
5代目のモデルは、現代モデルにも多い460㏄のヘッドに長さも短くなり、構えたときの安心感がありました。打ち出しも高く、スピンが入りやすいです。加えて、初代に比べると格段とオフセンターヒットに強いモデルでした」

初代ゼクシオ(2000年発売)
●ロフト/10度
●素材/鍛造6-4チタン(ボディ・フェース)
「芯でヒットした時の飛距離は申し分なく、オフセンターヒットに対しても、ヘッドデータ以上のやさしさは感じました」(堀越プロ・以下同)

5代目ゼクシオ(2008年発売)
●ロフト/10.5度
●素材/6AL-4Vチタン(ボディ)鍛造チタン(フェース)
「高い打ち出しでスピンが入りやすく、弾道が安定しました。トウやヒールでヒットしたときの飛距離ロスの少なさに進化を感じました」

では、10代目と最新の14代目はどうだっただろうか。
「10代目もオフセンターヒットの強さを継承しつつ、特徴的だったのがシャフトの性能。ダウンスウィングから適度なしなりが入ることで、安定した高い打ち出しを実現しています。加えて、スピンも入りやすい。スピン不足、打ち出しに悩んでいるゴルファーに寄り添ったモデルですね。
14代目の新作は明らかに初速性能が進化しています。しかし、乱暴に初速に振り切ったモデルかと言われるとそうではなく、打ち出しも高く、スピン量も適度に入る。つかまりの良さも向上し、平均値が高い球が再現性高く出てくれるモデルになっています。
データで比べると、ヘッド左右と上下のMOI値は大きくなり、寛容性が高くなっていることがわかります。ネック軸回りのMOI値も大きくなってつかまりが心配ですが、初代から最新作ではライ角が5度もアップライトになっていることで、つかまりが向上していることがわかります。また、初代から14代目では総重量は大きく変わらないですが、ヘッド重量が重くなり、より飛距離が出やすくなっています」

10代目ゼクシオ(2017年発売)
●ロフト/10.5度
●素材/8AL-2Vチタン(ボディ)Super-TIX51AF(フェース)
「シャフトの進化がわかりやすいモデル。構えたときの安心感と打ち出しを高くする性能、洗練された爽快な打音に磨きがかかったモデルです」

14代目ゼクシオ(2025年発売)
●ロフト/10.5度
●素材/Ti-811プラス(ボディ)VRチタン(フェース)
「初速性能の高さは歴代でも随一。そのうえで、ゼクシオらしい寛容性とネック調整機能も加わり、現代的なモデルとして進化を遂げましたね」

「初代エックスはドローが打ちやすい。
プラスは構えやすくて、球が強い」
11代目ゼクシオ発売と同時に、「しっかり叩けるゼクシオ」として発売された、「ゼクシオエックス」。ヘッドクラウン部分にカーボンを採用し、比較的アスリート志向のゴルファーを対象にした「初代エックス」と最新の「プラス」を堀越プロに打ち比べてもらった。
「初代エックスはクラブを置いた際、フェースがスクエアで、左のミスがなくなりそうな顔つきです。ゼクシオらしさはミスヒットに強い点。左のミスを消すことができながら、ミスヒットに強く、ドローが出やすかったです。ゼクシオは高い金属音に対して、エックスは締まった打音。ゼクシオのやさしさは残しつつ、見た目の良さやつかまりを抑えたいゴルファーにお薦めのクラブです」
では、プラスはどうだろうか。
「新しいモデルのプラスも14代目同様に球が強いです。また、フェースアングルも初代エックス同様にスクエアですが、ヘッドの据わりが良く、クラウン部分がマットな仕上げになっていて、構えやすい。左のミスを警戒しながら、球をつかまえたいゴルファーに適していると思います。歴代のエックスも比較的叩ける層が対象でしたが、プラスはハードヒッターの対象が広がった印象ですね」

初代エックス(2019年発売)
●ロフト/10.5度
●素材/カーボン(ボディ)Super-TIX51AF(フェース
「チタンとカーボンを複合したカーボンコンポジットを採用し、飛距離も出て操作性に優れたモデルです」

ゼクシオプラス(2025年発売)
●ロフト/10.5度
●素材/Ti-811プラス(ボディ)VRチタン(フェース)
●価格/10万1200円
「今までのエックスより少しアスリート寄りになった印象。しかし、オフセンターヒットにも強く、球も強くなり、完成度の高いモデルに進化」

週刊ゴルフダイジェスト2026年3月24日号より


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