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【ゴルフジム】「ヘッドスピードの割に飛距離が出ません」

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「ヘッドスピードの割に飛距離が出ない」というもの。その解決法とは?

PHOTO/Yasuo Masuda TXET/Daisei Sugawara THANKS/Futako GOLF CLUB

教える人/川村李咲プロ

かわむらりさ。99年生まれ、沖縄県出身。8歳でゴルフを始め、研修生を経て、21年にJPDAドラコンプロライセンスを取得。整体の免許も所持し、体の構造からその人に合った飛ばし方を指導「Futako GOLF CLUB」コーチ

<今週のお悩み>
「ヘッドスピードの割に飛距離が出ません」

岡本利桜さん(26歳/身長163cm/ゴルフ歴16/ベストスコア74/平均スコア82)
全体的に完成度の高いスウィング。ただし、インパクト直前の位置で少しだけ手元が先行しすぎていて、ヘッドのリリースが間に合っていない印象。もう少し早い段階でヘッドをリリースできると、かなりの飛距離アップが期待できる。

岡本 240ヤードくらいは飛ぶんですけど、それでもゴルフ仲間からは置いていかれてしまって……。

川村 インパクトで少しヘッドが減速しているように見えますね。ヘッドが「重そう」です。

岡本 加速インパクトにするには、どうしたらいいですか?

川村 原因はほぼリリース不足だと思うので、ダウンスウィングの途中からというより、もう切り返しからリリースの動きを意識するのがいいと思います。たとえば、トップまで上げたところからリリースの動きだけでちょっとだけクラブを下ろしてみてください。それを何度か繰り返してから、最後にビュンと振ります。どうですか?

これが原因!

ダウンスウィングで手元を体に引き
つけて、いわゆる「タメ」を作ろうとするのは、上級者に多い動き。ただし、やりすぎてしまうとヘッドリリースのタイミングを遅らせてしまい、フォローまでヘッドを走らせられない。



岡本 明らかにヘッドが走りますね。でも、これってアーリーリリースじゃないんですか?

川村 実際のスウィングの中だと、切り返しのところではヘッドにまだバックスウィング側に動く力が強く働いているので、そこでリリースの動きを使ったとしてもリリースはされないです。

でもその時点でリリースの力をかけておくと、ダウンスウィングの中盤からそれが効いてきて、インパクトに向かってグワッとヘッドが走るんですね。

岡本 なるほど。

川村 もともとロフトを立てて(ややハンドファーストで)当てるクセがあるみたいなので、インパクトはもっとロフトを寝かせるイメージにすると、リリースが早まります。

これで解決!
「右足前より右のリリースで
 しっかりヘッドを走らせよう」

Point 1
「右足前」より右でリリースするイメージ

右足の前でリリースするイメージを持つと、ヘッドがインパクトにしっかり間に合うとされているが、タメが強すぎる人の場合はそれよりもさらに「右」でリリースすることでやっと適正なインパクトになる。

Drill 1
ロフトを寝かせるイメージで叩く

インパクトバッグなどを叩く際に、ロフトを立てて当てようとするほど、手元が先行しヘッドが遅れる。逆にロフトを寝かせて当てるイメージだと、リリースタイミングが早まり鋭く叩ける。

Drill2
リリースの力でヘッドを走らせる

切り返しでのリリース動作を何度か繰り返した後、その動きのイメージのままダウンスウィングし、ボールを打つ。リリースの力を加え続けることで、それがヘッド速度に変換される感覚がわかる。

切り返しの時点でリリースの力を使う


トップまでクラブを上げ、リリースの動きを使いながら少しだけクラブを下ろして止める。この動きを繰り返すことで、切り返しの時点からクラブをリリースするための力を蓄えることができる。

週刊ゴルフダイジェスト2026年3月17日号より

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