【ゴルヨガ】Vol.38 片ひざ立ちの「L字ポーズ」で股関節の詰まりを解消!
トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、普段の生活で詰まりやすい股関節を伸ばし、アドレスの姿勢を改善するポーズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)
メニューNo.38
片ひざ立ちで
股関節を伸ばす
股関節の可動域はスウィングの質を高めるのにとても大切です。ですが、多くのアマチュアは仕事の大半がデスクワークなので、日常生活で股関節を動かす機会はほとんどありません。そうすると可動域が狭くなるため、定期的に刺激を入れてあげる必要があります。
座っている時間が長いと股関節の前側が詰まりやすくなります。その部分を伸ばしてあげるだけで詰まりが解消され、本来の可動域を取り戻すことができます。
Pose 1
片ひざ立ちから腰を前方に押し込む(L字ポーズ)
片ひざを立て腰に手を当てた姿勢でスタート。そこから体重を少し前に移動させて後ろ脚の股関節の付け根を伸ばします。お尻を締めると効率よく伸びます。ポーズ1はリズミカルにはずむ感じで行うのがおすすめです。片側2~3呼吸(10秒くらい)で左右10回ずつ繰り返します(2~3呼吸×左右10回)
Pose 2
片ひざ立ちで後ろ足をお尻側に引っ張る
ポーズ1と同じ姿勢でスタート。今度は左手で左足を持ち、股関節の付け根と太ももの前側をじっくり伸ばします。同じサイド(左手と左足)だとバランスが取りにくい人は対角線(右手と左足)でもOK。ひざが痛い人は座布団などをマット上に敷くといいです。片側10秒キープします(2~3呼吸×左右1回)
●どんな効果が?
股関節の付け根が伸びますから股関節をしっかり折り曲げる前傾姿勢が作れます。ポーズ2では、太ももの前側も伸ばせますから下半身の安定感アップにもつながります
●スウィングのココが改善!
日常生活でデスクワークが長いと股関節の付け根が詰まりやすくなります。そこを伸ばすことで骨盤が立ちやすくなり、アドレスの姿勢がよくなります。アドレスの改善は再現性向上につながります
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2025年2月4日号より