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【ゴルヨガ】Vol.27 アドレスの姿勢が改善! クラブの上げ下げで大胸筋を強化

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、胸を張る筋肉(大胸筋)を強化して、アドレスの姿勢を良くするポーズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)

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メニューNo.27

クラブを上げ下げして
大胸筋を強化


今回は胸を張る筋肉(大胸筋)を強化するポーズです。アドレスにおいて猫背は天敵です。胸を張った姿勢が作れることが、再現性の高いスウィングにつながります。

ポーズ1はひじを曲げて肩甲骨を寄せながら胸を張ります。ポーズ2はひじを伸ばしたまま、背中から両手を遠ざけることで胸と腕の筋肉を伸ばします。両方行うといろいろな角度から胸に刺激が入ります。両手の間隔が広いとラクなのでドライバーがオススメです。


Pose 1
両手でクラブを掲げ
ひじを曲げながら背中側に下ろす

クラブを順手で握った姿勢でスタート。そこからひじを曲げてシャフトを背中に沿わせるようにクラブをゆっくり下ろします。肩の高さまで下がるのが理想的ですが、無理なら自分なりの限界で十分です。1呼吸で下ろし、2呼吸キープ。1呼吸で戻します。それを5回繰り返します。(2呼吸キープ×5回)

Pose 2
両手でクラブを掲げ
ひじを伸ばしたまま背中側に下ろす

ポーズ1と同じ姿勢でスタート。今度はひじを伸ばしたまま、シャフトを背中から遠ざけるようにクラブを下ろします。お尻まで下ろすのが理想ですが、2(肩の高さくらい)で限界の人は、その姿勢をキープすればOK。2呼吸キープして1呼吸で戻します。それを5回繰り返します。(2呼吸キープ×5回)

●どんな効果が?
大胸筋や小胸筋など前側の上半身を伸ばす筋肉に効果的な刺激が与えられ、肩や腕の可動域も広がります。猫背の解消が期待できますし、普段の姿勢もよくなるはずです

●スウィングのココが改善!
胸の可動域が広がることでアドレスの姿勢が改善されます。姿勢がよくなると体は回転しやすくなりますから、スウィングアークが大きくなります。軸もブレにくくなり、スウィングの安定性も増します

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2024年11月12日号より