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【ゴルフジム】「体重を左に乗せていく動きが上手くできません」

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「体重を左に乗せていく動きが上手くできない」というもの。その解決法とは?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/江連忠ゴルフアカデミー(ETGA)東京校

教える人/岡本和也

おかもとかずや。78年生まれ。03年から江連忠に師事。TPI公認インストラクター。対面でのレッスンが「わかりやすい」と、アマチュアだけでなくプロからも定評がある。また、クラブセッティングにも精通

<今週のお悩み>
「左サイドに乗るのが苦手です」

●岡崎高子さん(ゴルフ歴1年8カ月/ベストスコア81/平均スコア91)
トップで上体がやや目標方向に傾きすぎていて(2コマ目)、それを引き戻すのに時間がかかるため、左サイドに乗り切れない。それを補おうとして右サイドを使うため、右肩が前に出て、右ひざを強く左ひざ方向に送る形になっている(3コマ目)

岡崎 頭を残しながら、左足を踏み込むというのがうまくできなくて……。

岡本 トップで少しだけ上体が目標方向に傾いていて、左足にかかる体重の割合が多くなっているんです。そうなると切り返しで一旦、右に乗って、そこからもう1回左足に乗らなくちゃいけなくなるんで、その間に右サイドが突っ込んじゃうんですね。いわゆる「ギッタンバッコン」というやつです。

岡崎 トップでもっとしっかり右に乗らないとダメってことですね。

岡本 そういうことです。右足にしっかり乗る感覚を身に付けるには、「ステップ素振り」が簡単で効果的です。テークバックで左足を上げて、少し前に踏み出しながらスウィングしてみてください。

右と左の体重の乗せ方が逆になっています

トップで左足に多く体重がかかっているため、切り返しで一旦、それを右足に戻す作業が必要になっている(リバースピボット)。その分、左足を踏み込むのが遅くなり、左ひざを伸ばすべきタイミングでまだ重心が右に残りすぎている

岡崎 右から左の体重移動がすごくスムーズです。

岡本 慣れたら、それでボールを打つ練習をするとさらにいいです。

岡崎 やってみます。

岡本 それと、フィニッシュで、手元と体(あるいは頭)の距離をできるだけ離すように意識してスウィングしてみてください。手元と体が近くなるというのは、実は左にうまく乗れていないサインなんです。フィニッシュでなるべく手が遠くなるようなイメージで振ると、自然に左に乗っていけるようになります。

岡崎 時々、お腹を反らせて無理やり振ってる感じがあったんですが、手を遠くに上げると、左足でスッと真っすぐ立てますね。

これで解決!
「左足に体重を乗せるには
トップでしっかり右に乗ろう」

Drill
ステップ素振りで右、左と順番に乗る

ボールの右後方にヘッドがくるようにセットし、トップで左足を上げて完全に右足に体重を乗せる。切り返しで斜め前に左足を踏み出しながらボールを打つと、正しい体重移動の感覚がつかめる

Point 1
切り返しでは左ひざを「割る」

切り返しの瞬間、手や上体をトップの位置に置き去りにしたまま左足を踏み込む。このとき、左ひざを目標方向に開くイメージを持つと、スムーズに左足に体重を移せる

Point 2
フィニッシュで手を体から遠ざける

フィニッシュで手と体が近いのは、右重心のまま無理に体を反らせて振っている可能性が高い。手と体を遠ざけるイメージで振ると、自然に左に踏み込めるようになる

週刊ゴルフダイジェスト2024年9月24日号より

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