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【らくトレ】Vol.182「ツイストスクワット」で股関節を正しく使った下半身主導の動きを身につける!

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、股関節を使ってパワーを出す理想的なスウィングの動きを身につけるためのトレーニング法を教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.182

股関節を使ってパワーを出す
ツイストスクワット


ゴルフは下半身の力を使って上半身を動かし、クラブでボールを打ちます。ですが、アマチュアは手や腕の力でクラブを振り上げている人がほとんどです。その理由を突き詰めていくと、股関節から力を出す動きが身についていないからだと考えています。今回は、その動きを強化するエクササイズを紹介します。

エクササイズ1と2は、左右対称の動きです。1は左下から右上へ、2は右下から左上への動きを交互に繰り返します。ポイントは腕の力でボールを動かすのではなく、両足で地面を蹴る力で腕が振られるように動くことです。下半身の力が8割で、残り2割が上半身のイメージです。

また左右のブレをなくすことも重要です。1は左足と右足の体重配分が6対4、2は右足と左足の体重配分が6対4で、中心軸を意識して両足を蹴るように使ってください。1と2を10回ずつ繰り返すと強い刺激が入りますので、1日1セットで十分です。


Exercise 1
左下から右上へボールを上げて下ろす

ボールを両手で持って両ひざを曲げた姿勢から左下に沈み込んでパワーをため、両足の蹴る力を利用してボールを右上に振り上げます。これを10回繰り返します。足の蹴る力で腕が振られるような動きが理想です。腕は左右ではなく、上下に動かします。上まで振り上げたら沈み込んだ位置まで振り戻します。(10回×1セット)

Exercise 2
右下から左上へボールを上げて下ろす

スタートはエクササイズ1と同じ。今度は右下に沈み込んでパワーをため、両足の蹴る力を利用してボールを左上に振り上げます。これを10回繰り返します。右足と左足の体重配分が6対4で、中心軸を意識して回るようにします。上まで振り上げたら沈み込んだ位置まで振り戻します。(10回×1セット)

ここに効く!
股関節から力を出す動きを身につけるトレーニングになります。両足の蹴る力が8割、上半身の動きが2割ですから、腰から太ももまで下半身に満遍なく効きます

どんな効果が?
股関節から力を出す動きが身につくと、下半身主導の連動性が高いスウィングになります。テークバックからフィニッシュまでスムーズな軸回転ができるようになります

斎藤大介

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年10月31日号より