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【注目ジュニア選手にインタビュー】<後編>25年緑の甲子園男女トップ3校に聞いた、部活のモットー、団体戦の魅力

今年の「日本ジュニアゴルフ選手権」と“緑の甲子園”こと「全日本高等学校ゴルフ選手権」で見つけた注目選手とチームを紹介!後編は昨年度のトップ3校に話を聞いた。

THANKS/日本ジュニアゴルフ選手権Presented by Sky、Sky presents 文部科学大臣杯争奪 全日本高等学校ゴルフ選手権 PHOTO/弊誌編集部、JGA提供、Shinji Osawa、各校提供

>>前編はこちら

団体戦の魅力
仲間たちのための1打1打。心も技も鍛えられます

“緑の甲子園”こと「全国高等学校ゴルフ選手権」(女子)、(男子)はサンヒルズCCのウェストC、イーストCで行われた。中学生の部はピートダイGC VIPコースにて開催。

多くのプロが、「学生時代の団体戦は楽しかった」「個人戦では味わえない学びを得た」と語る。確かに、自分のためだけではない“一打”は成長の糧にもなるだろう。どのチームも部員と顧問や監督の先生たち、皆で仲が良い。だからこそ、その日の結果が悪いと落ち込み、涙ぐむ選手も。それをまたチームで励まし合っていた。各チームの監督や顧問の先生に、部活のモットーやゴルフを通じて学んでほしいこと、そして団体戦の意義を聞いた。ここにもゴルフの楽しさが詰まっているようだ。


日章学園高

優奈先輩、楓華先輩、萌維先輩、頑張ってますよ〜

2022年に男女ダブル優勝を果たした同校。今年は女子チームのみの参戦だが惜しくも予選敗退。菊池美幸監督は語る。「うちのモットーは人間性(力)を養うこと。自己中心的な考え方はダメです。心技体を育てる方針でやっています。素直さ、基本を怠らないこと、自分で考える力が大事。また皆で楽しみながら、鍛えて出直してきます!」

岡山理科大附属高

桑木先輩、おめでとうございます!

全英女子優勝の桑木志帆の卒業校として注目を浴び、取材依頼が増えたという。山岸優子監督は語る。「皆に刺激にはなっています。今年のチームは5人中初心者が2人います。何とか全国大会に来た感じです。でも私の教えることは変わりません。一番はショートゲームを磨くこと。すべてのショットにつながります」。今年、予選敗退。「チームのポテンシャルは大きいと考えて、また来年頑張ります」


2026年予選順位

※8月27日サスペンデッド時点

埼玉栄高等学校

「自分で考え決断し、結果を受け止め次につなげる」(監督・菊池龍輝さん)
歴史ある強豪校。建学の精神「人間是宝(にんげんこれたから)」のもとゴルフを通じて心技体のバランスの取れた成長を目指し、日々の活動に取り組む。「勝つことだけが団体戦の目的ではなく、仲間と喜びや悔しさを共有し、互いに支え合いながら一つの目標に向かって努力する経験を通して、責任感や協調性、仲間を思いやる心を身に付けてほしいと考えています」

まだどの学校も成し遂げていない「4冠」(高校男女・中学男女優勝)に向けて意識は高い

興國高等学校

「チーム全員で教え合い、青春の大切な時間を共有」(部長、監督・瀧本征幸さん)
仲が良い雰囲気が伝わってくるチームだ。全員でラウンド練習を行い、お互いに技術面やメンタル面、マネジメントについてなどを教え会うことで、自主性とチームワークの向上に取り組む。「ゴルフは普段は個人競技ですが、仲間とともに大好きなゴルフで戦い、熱い気持ちになれる素晴らしさを学んでほしい。同じ目標に向けて努力し合える素晴らしさを感じてほしいです」

日本ジュニア3位コンビも躍動

日本ジュニアで3位タイに入った河口(左)、山田(右)、その山田を目指して入学した2年の石口寛樹

代々木高等学校

「世界で活躍できるリーダーの育成、純粋に熱く楽しむ」(部長、監督・山中辰男さん)
自由闊達な雰囲気。チーム方針は「世界で活躍できるリーダーの育成、ゴルフに対する理解度を上げる」。モットーは「保護者をはじめ、携わっていただいているすべての方への感謝」。「まずは純粋にゴルフをスポーツとして熱く楽しんでほしい。団体戦では、雑なプレーで作る不必要なボギーは個人のボギーではなくチームのボギー。一人の力では優勝はできないと理解してほしいです」

185cmの高身長、恵まれた身体能力の1年生、鈴木境人。今後の成長に期待大

ECC学園高等学校

「徹底した人間教育とチーム力を形成。英語もしっかり学ぶ」(顧問・北村憲昭さん)

「朝から夕方までずっと日中練習できる」という通信制の強みを活かしつつ、頻繁に合宿や練習会を行い「通信制と全日制のいいとこ取り」を目指す。「マナーや人間教育に関しても徹底的な指導を行います。また英語教育も必須です。団体戦のいいところは全員で力を合わせて戦えるところ。それに、しっかり挨拶するなど社会の仕組みを学ぶための1つとして、団体戦があると思います」

大阪桐蔭高等学校

「人格、勉学、技量を兼ね備えたゴルフプレーヤーの育成」(監督・柴山香織さん)
スローガンは人格、勉学、技量を兼ね備えたゴルフプレーヤーの育成。「高校生は成人になる直前、ラストの3年間なので、人としての基本的なところを重要視します。年に1度の団体戦では、自分のスコアがチームのスコアに直結すること、助け合う支え合う気持ち、チームを引っ張っていく積極的な気持ち。そして自分の調子が悪くても仲間がどうにかしてくれるという気楽さで伸び伸び楽しんでほしいです」

全米女子アマ2位も団体戦は特別

先日の全米女子アマで2位に入った岩永杏奈も「団体戦で優勝したい」。

ルネサンス高等学校

「競技は自立したゴルファーに成長するための教材」(顧問・高木剛さん)
通信制高校として生徒が通学日と家庭学習を両立しながら活動できる環境を整えるが、「生徒自身が考え課題を発見し解決策を実行するプロセスを重視します」。団体戦には「仲間のために一打に責任を持つ意識」と「互いを支え合う関係性の構築」が必要。「スコアが合算されるため自分の一打が仲間の運命に直結します。調子が良いときはチームを引っ張り、調子が悪いときは仲間がカバーする。こうした相互扶助の体験は、個人戦では得られない学びです」

週刊ゴルフダイジェスト2026年9月15日号より