4月に国内男子ツアー「前澤杯」開催!「MZ GOLF CLUB」ってどんなコース? 前澤友作氏を直撃

あの前澤友作氏が企画する国内男子ツアーの新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP 2025」が、2025年4月14日(月)~27日(日)に、千葉県睦沢町に位置する前澤氏所有のプライベートゴルフコース「MZ GOLF CLUB」(旧デイスターゴルフクラブ)で開催される。その開催記者発表会で前澤氏を直撃した!
PHOTO/Takanori Miki

30歳でゴルフを始めたという前澤氏。ベストスコアは「69」という腕前だ。
「あれはZOZOチャンピオンシップがアメリカのシャーウッドCCで開かれた時なので、もう4年前ですね。入っちゃったんですよ、最後の超ロングパットが。パーでも『70』でベスト更新。それが絶対に入るわけのない本当に長いパットが入ってバーディ。で、4バーディ、1ボギーの『69』」
そんなゴルフ好きの前澤氏が千葉県のデイスターGCを購入したのは2022年の1月のこと。以来、自分のプライベートコースとして、週1回くらいのペースで回っているという。そのコースが、4月の前澤杯の舞台となる「MZ(エムズィー)GC」。「MZ」とは自身の苗字だけでなく、ゴルフ場のある千葉県睦沢(むつざわ)町のイニシャルにもかかっている。
「山の中にあるので、建物や電線がまったく見えず、自然に囲まれたコースです。プロの試合をやるには距離が短いので、大会の時はティーイングエリアを下げ、グリーンを速く、ラフを伸ばすなど、いろいろな工夫でいいスコアが出ないようにしたい」と前澤氏。
5年後をめどに
ジュニアアカデミーを
作りたいんです
記者発表会に先立ち大会の舞台となるMZ GCを回ったという石川遼は、
「ティーイングエリアからグリーンまで全部きれい。グリーンやグリーン周りは、明日大会があってもおかしくない仕上がり。12フィートくらいは出ていたので難しすぎる」とコースのポテンシャルを語る。
「毎日営業していると、コース整備をやれる時間も限られるじゃないですか。でも今はほとんど使ってないので、いくらでも時間的余裕がある。以前よりは大分、少人数制にはなりましたが、優秀な皆さんがメンテナンスをしてくださっています」と前澤氏。意外なことにコースを購入してから、大きな変更は行っていないという。
「バンカーの形を変えたくらいかな。前澤杯をやるというのが決まったのが昨年の11月で、そこからJGTOの方を含めコースに来てもらい、急ピッチで4月の試合に必要な要件を満たすように今、検討しているところです」
試合では中コースと東コースを使い、パー70で行われるという。
「大会とは別の計画もあって、このコースをジュニアゴルファー育成の地にしたいという夢があり、アカデミーを作りたいんです。限られた人たちがしっかり練習できる場所。その中にはトップジュニアたちが、もしかしたら住み込みでずっと頑張れるような、そういういろんな施設が併設されたものを考えています。これは本当に5年掛かりとかの大プロジェクト。なので、まずは、この4月に試合ができるレベルの改修を進めつつ、5年後ぐらいを見据えた大改修の計画も水面下で進めるという、二軸で話が進んでいるんです」
PGAツアーを日本に誘致し、次は国内男子ツアーを開催。そして将来はジュニアゴルファーの育成に携わりたいという前澤氏が思うゴルフの魅力とは?
「メンタル、フィジカルの両面で自分自身と向き合えるのがゴルフだと思う。しっかりやっていれば自分の精神の乱れや体の乱れに、すぐ気が付けるのがゴルフなんですよ。僕自身、今でもそうだし、なんか今日調子悪いなと思ったら、どこか痛いとか、何か不安なことを抱えてるとか。常に自分と対話できるところが魅力です。それは若い人にも必要なことだと思います」
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週刊ゴルフダイジェスト2025年3月11日号より