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【らくトレ】Vol.140 “四股&ターン”で股関節の柔軟性をアップ!

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、股関節の柔軟性を高めるメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Yukino Itakura(GOLULU)

前回のメニューはこちら


メニューNo.140

「四股&ターン」で股関節の柔軟性UP


アマチュアは股関節の動きに弱点がある人が多いです。特にデスクワークの人は、股関節が硬くなりやすいですから、日々のトレーニングで柔軟性を高めることをおすすめします。

今回はクラブを担いだまま行うエクササイズを2種類紹介します。

どちらのエクササイズもつま先を開いた状態でクラブを担ぎ、四股踏みの姿勢からスタート。エクササイズ1は足の向きを固定したまま手を伸ばしながら、上半身を左右にツイスト(捻転)します。左に回すと右の股関節が引っ張られます。逆に、右に回すと左の股関節が引っ張られます。左右交互に10回繰り返します。

エクササイズ2は手を伸ばさずにクラブを担いだまま立ち上がりながら、左足を軸に180度左回転します。そして再び四股を踏んだら、今度は立ち上がりながら右足を軸に180度右回転します。こちらも左右交互に10回繰り返します。

両方行うと股関節の動きが格段によくなります。


Exercise 1
四股踏みからのサイドツイスト

クラブを肩に担ぎ、四股を踏んだ姿勢からスタート。このとき両足のつま先を開くのがポイントです。そして足の向きを固定したまま、手を伸ばしながら上半身をツイストします。左に回したら写真1の姿勢に戻り、今度は右に回します。左右交互に計10回繰り返します。

Exercise 2
クラブを担いで四股踏みピポットターン

エクササイズ1と同じ姿勢からスタート。今度は手を伸ばさずにクラブを担いだまま立ち上がりながら、左足を軸に180度左回転します。そして再び四股を踏んだら、立ち上がりながら右足を軸に180度右回転し、四股を踏みます。こちらも左右交互に計10回繰り返します

ここに効く!
股関節のストレッチ兼トレーニングです。ガニ股の人はあまりキツく感じませんが、内股の人は少しキツく感じるはずです

どんな効果が?
スウィング中の股関節の動きがスムーズになり、捻転差のあるトップが作れます。右股関節で力を受け止められるとヘッドも走ります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年12月20日号より