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【らくトレ】Vol.133 ドライバーを肩に担いでサイドステップ&ツイスト 股関節の動きを強化

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、股関節に刺激を与え、スウィング時の体の連動性を高めるメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Osamu Hoshikawa MODEL/Yukino Itakura(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.133

「サイドステップ&ツイスト」で連動性UP


今回はドライバーを肩に担いで行うエクササイズを紹介します。動きとしては極めてシンプルです。直立した姿勢から片足を真横にステップします。そして体重を8~9割乗せた状態を作り、そこから上半身を90度以上ひねります(ツイスト)。肩を真横に回すイメージだと股関節に効きません。前傾姿勢を保ちながら肩を斜めに回すと股関節に効きます。その姿勢を1~2秒キープしたらスタートの姿勢に戻り、同じ動きを10回繰り返します。テンポよく行うと効果も高まります。

エクササイズ2はエクササイズ1の逆足バージョンです。こちらも同じ要領でテンポよく10回繰り返します。左右差が出やすいメニューですから、動きが硬いと感じるほうを重点的に行うとバランスが整います。こちらはトレーニングになりますので1日2~3セット取り組んだら翌日は体を休ませてください。2日に1回くらいのペースがちょうどいいと思います。


Exercise 1
クラブを担いで左ステップ&ツイスト

直立してクラブを肩に担いだ姿勢からスタート。まず左足を真横に踏み出します。そして上半身を90度以上ひねります。前傾姿勢を保ちながら肩を斜めに回すと股関節に効きます。1~2秒キープしたらスタートの姿勢に戻り、テンポよく10回繰り返します

Exercise 2
クラブを担いで右ステップ&ツイスト

エクササイズ1と踏み出す足を逆にします。右足を真横に踏み出し、上半身を90度以上ひねります。踏み出した足に体重を8~9割しっかり乗せるイメージで、股関節にしっかり刺激を与えます。左右差がある場合は左右均等に動かせるようになるとバランスが整います

ここに効く!
股関節に力をかけるのが一番の目的です。股関節にしっかり効いていれば、背中や胸なども張りを保った状態で回すことができます

どんな効果が?
股関節が安定すると上半身をしっかり捻転させることができます。トップが安定し、再現性の高いスウィングが身につきます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年11月1日号より