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【らくトレ】Vol.130 前傾を保ったまま体をねじる動きをマスターしよう!

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、前傾を保ちながら体をねじる動作をやりやすくするエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Mai Inajia(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.130

「ねじり前屈」で捻転力アップ


今回はクラブを支えにして上半身をねじりながら前屈するストレッチです。クラブに寄りかかるように見えますが、力をかける方向は真横です。エクササイズ1は左サイドに、2は右サイドに、できるだけ体の遠くに手を動かします。ただ、軸がブレてしまうと効果が半減しますので、頭は動かさずに真下を向いたまま行います。ボール位置を見ながら上半身を捻転させる(ねじる)イメージに近いです。

エクササイズ1はヘッドを左足の左斜め前に置き、右手が上、左手が下でクラブを握ります。そして右ひじを伸ばしたまま右手を遠くまで動かします。その姿勢で5秒キープしたらスタートの姿勢に戻り、それを3回繰り返します。エクササイズ2はヘッドを右足の右斜め前に置き、左手が上、右手が下でクラブを握ります。そして左ひじを伸ばしたまま左手を遠くまで動かします。こちらも5秒キープを3回。1日2セット行うと理想的です。


Exercise 1
左にクラブを置きねじり前屈

ヘッドを左足の左斜め前に置き、右手が上、左手が下でクラブを握った姿勢からスタート。上半身を股関節から折り曲げ(前屈)、右手を左サイドに押し込むようにツイストします。するとスウィングのフォロースルーに近い形になります。その姿勢で5秒キープを3回繰り返します

Exercise 2
右にクラブを置きねじり前屈

ヘッドを右足の右斜め前に置き、左手が上、右手が下でクラブを握った姿勢からスタート。上半身を股関節から折り曲げ、左手を右サイドに押し込むようにツイストします。するとスウィングのテークバックに近い形になります。その姿勢で5秒キープを3回繰り返します

ここに効く!
上半身を捻転させることで肩甲骨周りやわき腹の可動域が広がります。股関節にも刺激が入りますので全身の柔軟性がアップします

どんな効果が?
上半身を股関節から折り曲げるので、インパクトまで前傾姿勢がキープできるようになります。上半身の捻転力もアップします

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年10月11日号より