【らくトレ】Vol.123 捻転力をアップする2種のツイスト
渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、捻転力を高める2つのエクササイズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Hiroaki Arihara MODEL/Nanoka Hagiwara(GOLULU)
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捻転力をアップする2種のツイスト
今回は下半身をねじる動きを鍛えるエクササイズを2種類紹介します。アマチュアは、ラウンド前半は下半身を使ったスウィングができているのに、ラウンド後半になると疲れが溜まり、手打ちになるケースが多く見受けられます。下半身を鍛えれば、ラウンド後半のエネルギー切れも解消できるはずです。
エクササイズ1は両手を広げて床に寝た状態からひざを曲げて足を持ち上げ、下半身を左右にツイストします。足が床につかないようにギリギリで切り返し、リズミカルなテンポで5往復します。ポイントは反対側の肩が上がらないように気をつけること。ただし、体が硬い人はわきの下が浮くような感じになるかもしれません。その程度であれば許容範囲です。エクササイズ2は腕立て伏せの姿勢(プランク)から足をクロスさせ、右足と左足を入れ替える動きを10回繰り返します。どちらも腹筋を意識すると大きな効果が得られます。
Exercise 1
仰向けで両ひざを上げ左右にツイスト
両手を広げて床の上に寝た状態からひざを曲げて足を持ち上げた姿勢でスタート。体が浮かないように両手で支えながら、みぞおちから下だけをひねるイメージで左右にツイストします。足が床につかないようにギリギリで切り返し、リズミカルなテンポで5往復します
Exercise 2
腕立て伏せの姿勢のまま下半身をツイス
腕立て伏せの姿勢から足をクロスさせた状態でスタート。最初は右足の外側と左足の内側が床についているのを、左足を持ち上げて右足の下をくぐらせるように動かし、今度は左足の外側と右足の内側が床につくように入れ替えます。これを10回繰り返します
●ここに効く!
エクササイズ1も2も腹筋に効かせることを意識しながら行うトレーニングです。お尻や股関節、背筋にもほどよい刺激が与えられます
●どんな効果が?
下半身をねじる力が強化されますから捻転差のあるスウィングが身につきます。動きの再現性が高まり、インパクトが安定します
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2022年8月16日号より