【らくトレ】Vol.119「四つ這い姿勢からクルッと一回転」で体幹&バランス力を強化
渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、体幹とバランス力を同時に強化できるメニューを教えてもらった。
TEXT/Tsukasa Kobayashi PHOTO/Atsushi Tomura MODEL/Yurie Atsumi(GOLULU)
メニューNo.119
「四つ這いからクルッ」で体幹強化
今回は四つ這いスタートのエクササイズと仰向けスタートのエクササイズの2種類を紹介します。実はこれ、エクササイズ1の3番目のポーズとエクササイズ2の1番目のポーズがまったく同じです。エクササイズ1で180度回転し、エクササイズ2で180度回転すると、体をクルッと1回転させることになります。
まずは四つ這いの姿勢からスタート。右手と左足の2点でバランスを取りながら180度回転し、仰向けの姿勢になります。そのときの手首の向きが大事です。指先を足側にしっかり向けることで手首と肩関節の柔軟性が高まります。ただし、手首に痛みを感じる人は無理しないでください。その姿勢から今度は左手と右足の2点でバランスを取りながら180度回転し、四つ這いの姿勢に戻ります。右回転と左回転を5回ずつ1日2セット行います。四つ這いの姿勢で両ひざをつかずに両手両足の4点支えにすると難度が高まります。
Exercise 1
四つ這いの姿勢から仰向けに180度回転
四つ這いの姿勢からスタート。両ひざと片手片足を浮かせ、右手と左足(逆回転の場合は左手と右足)の2点でバランスを取りながら180度回転します。仰向けになったときの手首の向きが大事です。指先を足側にしっかり向けると手首と肩関節の柔軟性が高まります
Exercise 2
仰向けの姿勢から180度回転し四つ這いに戻る
エクササイズ1の3番目の姿勢からスタート。今度は左手と右足(逆回転の場合は右手と左足)の2点でバランスを取りながら180度回転します。つまりエクササイズ1>2の順番に行うと360度回転します。右回転5回と左回転5回を1日2セット行うことができると理想的です
●ここに効く!
体幹のトレーニングであり、バランス感覚を養うエクササイズも兼ねています。手首、肩関節、股関節の柔軟性を高めることもできます
●こんな効果が!
体幹が強くなりますからスウィング軸が安定します。軸がブレないと動きも安定するので必然的にインパクトの再現性が高まります
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2022年7月19日号より