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【らくトレ】Vol.117「あぐら上体反らし」で股関節と肩甲骨の可動域をアップ

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、股関節と肩甲骨の可動域をアップするメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tadashi Anezaki MODEL/Rinako Kurokawa(GOLULU)

前回のメニューはこちら


メニューNo.117

あぐら上体反らし


今回はあぐらを組んだ姿勢で行うエクササイズを2種類紹介します。エクササイズ1は背中の上半分だけを反らせるストレッチです。エクササイズ2は背中の下半分まで反らせてお尻を持ち上げることで、お尻や股関節に刺激が入りますから、トレーニング要素も加わります。

エクササイズ1は息をゆっくり吐きながら背中を反らせていきます。胸を開くことよりも肩甲骨を寄せることを意識したほうが理想的な動きになります。背中を伸ばして胸を開いたら、その姿勢で10秒キープ。それを2回繰り返すのが1セットです。


エクササイズ2は背中を反らせる動きの流れでお尻を持ち上げます。両腕をやや後ろにつき、突っかい棒のように体を支えます。股関節やお尻への刺激は強まりますが、コツさえつかめばバランスのよい姿勢が作れます。こちらも10秒キープで2回繰り返します。どちらも1日2セット行うことができると理想的です。

Exercise 1
あぐらのまま胸を大きく開く

あぐらを組んで床に座り、両手を後ろについた姿勢からスタート。息をゆっくり吐きながら背中を反らせ、肩甲骨を寄せていきます。そうすると胸が開きます。その状態で10秒キープを2回繰り返すのが1セット。朝晩1セットずつ1日2セット行うと理想的です

Exercise 2
あぐらから胸を開きヒップリフト

あぐらを組んで床に座り、エクササイズ1よりも両手を少し後ろについた姿勢からスタート。息を吐きながら背中を反らせ、そのままお尻を持ち上げます。こちらも10秒キープを2回繰り返すのが1セット。同じく朝晩1セットずつ1日2セット行います

ここに効く!
エクササイズ1は背中の上半分に刺激が入ります。エクササイズ2は背中の下半分とお尻や股関節にも強い刺激が与えられます

どんな効果が?
肩甲骨と股関節の可動域が広がり、スウィング軸が安定します。股関節がスムーズに動き、下半身主導のスウィングが身につきます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年7月5日号より