渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング＆ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、クラブを使って上半身と下半身をねじるメニューを教えてもらった。

TEXT／Tomohide Yasui　PHOTO／Akira Kato　MODEL／Nanoka Hagiwara（GOLULU）

【らくトレ】Vol.109 ドライバーを使って股関節の柔軟性を高めよう!【動画あり】

---

メニューNo.110

ステップ&ツイストで捻転力を強化

---

今回はクラブを肩に担いで行うエクササイズを2種類紹介します。クラブを担ぐ際は肩甲骨が内側に寄るように肩の上のほうで持つと、上半身に適切な刺激が入ります。

エクササイズ1はリズミカルに体を動かすストレッチです。前方に10歩前進できる場所で行います。足を肩幅に広げた姿勢から右足を前に出すと同時に左肩を前に出し、左足を前に出すと同時に右肩を前に出します。体への負荷はそれほどありませんから、足と肩を交互にねじるツイストの動きをつかめば誰でも簡単にできます。前進10歩、後進10歩を2往復します。

エクササイズ2は負荷が一気に高まります。足を閉じた姿勢から右足を真横に踏み出すと同時に上半身を90度回し、2秒キープします。そうすると右のお尻とお腹に強い刺激が入ります。右方向に10回連続で動かしたら、左方向にも10回連続で動かします。こちらは2日に1回のペースでOKです。

Exercise 1
クラブを担いで歩きながらツイスト

Exercise 2
クラブを担いで左右にステップしながら回転

●ここに効く!
エクササイズ1は肩甲骨と股関節を交互に動かすストレッチです。エクササイズ２はお尻とお腹に効くトレーニングになります

●どんな効果が?
捻転力とバランス力がアップしますからスウィング中に軸がブレなくなり、インパクトでボールにパワーがしっかり伝わります

週刊ゴルフダイジェスト2022年5月10・17日合併号より