Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • 【らくトレ】Vol.101 片足回転エクササイズで股関節の使い方をマスター!

【らくトレ】Vol.101 片足回転エクササイズで股関節の使い方をマスター!

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、片足で地面を蹴る動作で回転力を高めるメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Yurie Atsumi(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.101

「1軸スウィング」で回転力アップ


スウィングのバランスが悪い人を大別すると、左の股関節が上手く使えていないか、右の股関節が上手く使えていないかのどちらかになります。そこで今回は、左の股関節と右の股関節を別々に動かし、正しい使い方を身につけるエクササイズを紹介します。

エクササイズ1は左の股関節を使う動きです。左足に体重を乗せ、ひざを軽く曲げた姿勢から、地面を蹴ると同時に左の股関節を動かします。そうするとバランスのいいフィニッシュが取れたときと同じようなポーズになります。フィニッシュで重心が右足に残りやすい人は、このエクササイズがおすすめです。


エクササイズ2は右の股関節を使う動きです。内股気味の女性ゴルファーが右のお尻を使って地面を蹴るイメージをつかむためのドリルです。こちらはスウィングとは直接リンクしていませんので、右の股関節の開閉をマスターするエクササイズとして取り組んでください。

Exercise 1
左足に体重を乗せ、伸ばしながら回転

左足に体重の8割を乗せ、体を右に少し回転した姿勢からスタート。左足で地面を蹴りながら股関節を回します。回した後の姿勢はスウィングのフィニッシュのイメージ。左足1本で立ち、右足のかかとが自然に浮き上がります。その動きを10回繰り返します

Exercise 2
右足に体重を乗せ、伸ばしながら回転

右足に体重の8割を乗せ、体を右に少し回転した姿勢からスタート。このとき右の股関節は閉じています。そこから右足で地面を蹴ると同時に右の股関節を開きます。こちらはスウィングのイメージとは異なる動きですので、右の股関節に意識を集中してください

ここに効く!
左足軸で地面を蹴る動きと右足軸で地面を蹴る動きを別々に行うことで、左右の股関節の正しい使い方を身につけるのが狙いです。左右のお尻とお腹の筋肉を使って股関節を意識的に動かす感覚がつかめます

どんな効果が?
テークバックで右の股関節に乗り、そこからスムーズな体重移動で左の股関節に乗れると、下半身でためたパワーがボールにしっかり伝わります。トップからフィニッシュまでのバランスもよくなります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年3月8日号より