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【らくトレ】Vol.95「タオル素振り」で手打ちを防ぎヘッドスピードアップ!

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、自宅で簡単にできる素振りメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tadashi Anezaki MODEL/Rinako Kurokawa(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.95

「タオル素振り」でヘッドスピードUP


スウィングは手でクラブを動かすので、どうしても腕に力が入りがちですが、腕に力が入るとヘッドは走りません。腹筋や背筋など、体幹部の大きな筋肉を使って上半身を動かし、その動きに腕が振られる状態になるとヘッドが走り、飛距離と方向性が安定します。今回は仮想スウィングにもなる、タオルを使ったメニューを紹介します。


まずタオルの先端に結び目をつくります。そのタオルを片手で振ります。腕の力で振るとタオルの先端が走りません。お腹に力を入れ、体全体の力を使って振ると先端が走ります。左手1本で振るときはひじを伸ばし、右手1本で振るときは右わきが開いて体から離れすぎないように注意してください。片手素振りを左右10回ずつ行ったら、今度は両手素振りです。こちらはスウィングのイメージではなく、左右交互に振り子のように素早く動かします。腕の力を使わず、体全体の力を使って振るのは同じです。

Exercise 1
左手でタオル素振り

タオルの先端に結び目をつくり、結び目と逆側を左手で持ちます。そして実際のスウィングのようにひじを伸ばした状態で素振りします。腕で振ると先端が走りませんから、お腹を使って振ります。左手1本で10回行ったら、右手1本でも10回行ってください

Exercise 2
両手でタオル素振り

先端に結び目をつくったタオルを両手で持ち、連続で往復素振りをします。こちらも腕で振ると先端が走りませんから、お腹を使って振ります。上半身の捻転だけで切り返す動きになりますのでベタ足でOK。左右10往復が1セットで1日2セット行います

ここに効く!
片手と両手でタオルを振るエクササイズですが、腕の力は使いません。お腹に力を入れ、体全体の力を使って振るほうが、タオルの先端が走る感覚が得られるはずです。腹筋や体幹など上半身全体に刺激が入ります

どんな効果が?
腕の力を使わずにタオルが振れるようになると、背骨を中心に上半身をしっかり捻転させることができます。スウィング軸が安定しますし、軸が安定すれば振りが鋭くなり、ヘッドスピードもアップします

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年1月25日号より