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【らくトレ】Vol.93「弓ポーズ」で体の後ろ側の筋肉を強化。きれいなアドレスが手に入る!

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、うつ伏せから体を反らせすポーズで体の後ろ側の筋肉を鍛え、スウィング中の姿勢をよくするメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Hiroaki Arihara MODEL/Nanoka Hagiwara(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.93

「弓ポーズ」で全身を刺激!


冬ゴルフの難敵は姿勢の乱れです。ボールが曲がるのはスウィングに原因があると思っているゴルファーは多いですが、実は姿勢やアドレスが原因の可能性も。とくに寒い日は背中が丸まりやすいので、体を反らせるメニューを日常的に取り入れ、姿勢の乱れを防ぎましょう。

今回のエクササイズはいずれも体を反らせて前側全体を伸ばし、後ろ側の筋肉を使います。エクササイズ1は片手&片足バージョンで、エクササイズ2は両手&両足バージョンです。どちらもお尻の力が抜けると腰が反りすぎてしまい、体を痛める原因になりますので、お尻に力を込めるのがポイントです。息を吸いながら体をゆっくり反らし、その姿勢で5秒間キープします。エクササイズ1は左右3回ずつ、エクササイズ2は両手で3回繰り返すと体の前面が伸び、背面の筋肉に刺激が与えられます。毎日行うと姿勢もよくなり、安定してキープできるようになります。


Exercise 1
右手で左足を持ち体を反らせる

うつ伏せに寝て両腕を伸ばした姿勢からスタート。左ひざを曲げ、右手で左足の甲を持ちます。そして体をゆっくり反らせます。お尻の力が抜けると腰が反りすぎてしまうので、お尻に力を入れるのがポイント。5秒キープを3回繰り返したら左右を入れ替えて同様に行います

Exercise 2
両手で両足首を持ち体を反らせる

うつ伏せに寝て腕を頭の下で重ねた姿勢からスタート。両ひざを曲げ、右手で右足の甲、左手で左足の甲を持ちます。そして体をゆっくり反らせます。こちらもお尻に力を入れるのが鉄則です。体の前側全体を伸ばすイメージで5秒キープを3回繰り返します

ここに効く!
体の前側全体を伸ばし、後ろ側の筋肉を使います。お尻に力を入れないと腰が反りすぎて体を痛めてしまう原因になりますので女性はとくに注意しましょう。適切に行えば背筋や腹筋にほどよい刺激が与えられます

どんな効果が?
丸まった体がしっかり伸びますからアドレスの姿勢がよくなります。上半身がしっかり回ったトップが作れるようになり、切り返し以降も軸が安定し、バランスのいいフィニッシュを取ることができます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年1月4日号より