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【らくトレ】Vol.86 地面反力を使えるようになる!「椅子からジャンプ」エクササイズ

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、地面反力を効果的に利用する上で重要な、下半身の筋力を強化するメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tadashi Anezaki MODEL/Rinako Kurokawa(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.86

「椅子からジャンプ」で下半身強化


最近は地面反力を使って飛距離を伸ばすレッスンがよく見られます。確かに効果的な動きだと思いますが、下半身にそれなりの筋力がないとできない動きでもあります。技術的なアドバイスが習得できない人は、フィジカルを鍛えてみてはいかがでしょうか。今回はジャンプで下半身の筋肉を強化するエクササイズを紹介します。


普通のジャンプと異なるのは、クラブを肩に担いで行うことと、椅子に座った状態からスタートすること。これによって強度が高まります。両足ジャンプは背筋を伸ばしたまま上体を前傾し、できるだけ真上にジャンプします。両足ジャンプを10回行ったら、次は片足ジャンプ。こちらはバランス感覚も必要ですから、筋力強化とともに下半身の使い方を身につけることもできます。椅子の高さによっても強度が変わります。高いと強度が下がり、低いと強度が上がります。自分に合った強度で取り組んでみてください。

Exercise 1
クラブを肩に担いだまま両足でジャンプ

クラブを肩に担いで椅子に座り、背筋を伸ばしたまま上体を前傾します。その際、ひざがつま先よりも前に出ないように注意してください。その姿勢からできるだけ高く真上にジャンプします。しゃがみ込むように着地したら、またスタートの姿勢に戻ります

Exercise 2
クラブを肩に担いだまま片足でジャンプ

こちらは片足バージョンです。スタートの時点から片足を浮かせた状態で行いますので、難度と強度が高まります。できるだけ高くジャンプするのは同じですが、バランスを崩して着地の際に両足を着いてしまうのはNG。片足で着地できる範囲の高さで行ってください

ここに効く!
真上に高くジャンプできれば、お尻ともも前の筋肉に強い刺激が与えられます。もも裏の筋肉にも適度な刺激が入ります。片足ジャンプはバランス感覚も必要ですから、下半身の使い方を身につけることができます

どんな効果が?
下半身の筋肉強化でスウィング軸が安定します。軸が安定すると回転がスムーズになります。また、片足ジャンプで下半身の使い方が身につくので、インパクトのリズムも整います

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月16日号より