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【らくトレ】Vol.68 ブレない軸が手に入る! ボールを使った簡単エクササイズ

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Atsushi Tomura
MODEL/Nanoka Hagiwara(GOLULU)

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレゆるスト」。今回は、自宅で簡単にできるバランス感覚を養うメニューを教えてもらった。


メニューNo.66

「片足チクタク」でバランス力アップ


今回はボールを使った片足バランストレーニングを紹介します。トレーニングといっても使用するボールはとても軽いですし、動き自体もそんなに激しくはありません。スウィング軸を安定させることができる、手軽なエクササイズとして日々のメニューに取り入れてもらえればうれしいです。

やり方はいたって簡単。ボールを両手で持って片足で立ち、上体を軽く前傾させます。その姿勢でバランスを保ちながら、ボールを左右に動かします。動かす範囲は時計の針に例えると5時から7時のイメージ。頭から背骨にかけての軸がブレないように動かしましょう。

右足1本で10往復したら、今度は左足1本で立ち、同じく10往復。左右どちらかのバランスが悪いと感じるときは、悪いほうを重点的に行うことでバランスが整い、動きの連動性が高まって、スウィングもよりスムーズになります。

Exercise 1
「右足1本で左右にチクタク」

ボールを両手で持ち、右足1本で立ちます。上体はドライバーのアドレスくらいの前傾姿勢に保ち、右のお尻に力を入れてバランスを取ります。そしてボールを時計の5時から7時の幅で左右に動かします。その際、頭から背骨にかけての軸がブレないように意識してください

Exercise 2
「左足1本で左右にチクタク」

右足1本で左右10往復したら、今度は左足1本で立ち、左右10往復します。左右でバランス感覚が異なる場合、感覚が悪いほうを重点的に行うとバランスも整っていきます。振るスピードを上げると効果は高まりますが、頭から背骨にかけての軸はブラさないのが鉄則です

渋野日向子も実践!
ボールなしバージョンも有効

片足立ちメニューはボールを使って行うことが多いですが、「お尻が使えていない」とか「お腹に力が入らない」というときは、渋野選手のようにボールなしでチェックを行うことも有効です。バランスが悪いときに動きの連動性が高まるので、ラウンド前がおすすめ

ここに効く!
今回は体を激しく動かし、負荷をかけるメニューではなく、軸を安定させるエクササイズなので、頭から背骨にかけての軸を動かさないようにし、体幹にじんわりと刺激を与えられれば完璧です

どのくらいやるの?
最初はゆっくりと左右10往復ずつ行い、慣れてきたらスピードを上げてみましょう。ただ、体を追い込むメニューではないので、1日1セットで十分です

こんな人に!
体重移動ができない人やフィニッシュが崩れやすい人は左右のバランスが悪いので、このメニューでバランスを整えることで、大幅な改善が期待できます

どんな効果が?
左右のバランスが整うとスウィング軸が安定し、体重移動がスムーズになります。スウィングの再現性も格段にアップします

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2021年7月6日号より

今回使用したのはこれ!

斎藤トレーナーと開発した
自室フィットネスツール

SAITO-5

価格/5940円