【ゴルヨガ】Vol.58 組んだ手を背面で持ち上げる「逆転のポーズ」でアドレスの姿勢を改善!

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、胸を大きく開くことで、背中が丸まった姿勢を改善できるポーズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Yurie Atsumi(ゴルル)

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- トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、仰向けに寝ながら背伸びをすることで、肩甲骨周りを効率的にほぐすことができるポーズを教えてもらった。 TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル) >>前回のメニューはこちら ……
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組んだ手を背面で持ち上げる
「逆転のポーズ」で姿勢改善
両肩が前に出る猫背の姿勢は正しいアドレスの天敵です。今回紹介する「逆転のポーズ」は猫背解消には最適です。頭を心臓より低い位置にする(=逆転)ことでさまざまな刺激が与えられます。まずは両手を背面で組んでみてください。そのまま上体をゆっくり前屈させると胸が大きく開き、上半身全体が伸びます。
このポーズは立った姿勢で行うと、下半身にも適度な刺激が入り、座った姿勢で行うと立位よりも背面に強い刺激が入ります。
Pose 1
背面で組んだ両手を前屈しながら持ち上げる
足を肩幅に開き、両手を背面で組んだ姿勢でスタート。そこから上体をゆっくりと前屈させます。背面で持ち上げた両手が垂直になるのが理想ですが、無理ならひざが曲がらない範囲で目いっぱい前屈します。1呼吸(2~3秒)で前屈し、2呼吸キープし、1呼吸で元に戻ります。それを3回繰り返します。(4呼吸×3回)
Pose 2
正座して両手を背面で組み、前屈しながら持ち上げる
ポーズ1と同じ動きを正座で行います。お尻をかかとにつけたまま、おでこがマットにつくのが理想ですが、無理ならおでことマットの間に枕を置いてもOKです。頭を固定することで胸郭や肩関節への刺激が高まります。こちらも1呼吸で前屈し、2呼吸キープし、1呼吸で元に戻ります。(4呼吸×3回)
●どんな効果が?
胸を開くと背中が丸まった猫背の姿勢が劇的に改善されます。ひじを曲げずに腕を伸ばすことで上半身全体にハリが出ます。また、太もも裏にも適度な刺激が入ります
●スウィングのココが改善!
胸(胸郭)が開き、腕が伸び、肩周りの柔軟性が上がりますから、アドレスの姿勢がよくなります。アドレスがよくなるとスウィングの再現性が高まり、ミート率アップや飛距離アップが見込めます

解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2025年7月8日号より