【ゴルヨガ】Vol.35 飛距離アップに重要な強い捻転が身に付く「上半身ツイスト」ポーズ
トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、上半身をしっかり回すことで、深いトップが作れるようになるポーズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)
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上半身ツイストで
強い捻転を手に入れる
スウィングは腰を回すと思い込んでいるアマチュアがいますが、テークバックで骨盤が回りすぎると上半身と下半身の捻転差が作れません。今回は骨盤の動きを抑えながら上半身を回すヨガを紹介します。
ポーズ1と2は左右対称の動きです。ポーズ1は右打ちの人のフォロー側の動き、ポーズ2はテークバック側の動きの強化になります。両方行うことでスウィング全体が大きくなり、飛距離アップが見込めます。
Pose 1
ひざを浮かせて座り上半身を左にひねる
ひざを立てて座った姿勢でスタート。まず右手を左脚の外側に当てます。そして左手を後方に真っすぐ伸ばします。時計の針の3時方向に伸ばすのが理想ですが、無理なら4時や5時(やや下め)でも構いません。1呼吸で左手を伸ばし、1呼吸キープし、1呼吸で元の姿勢に戻ります。それを5回繰り返します(3呼吸×5回)
Pose 2
ひざを浮かせて座り上半身を右にひねる
ポーズ1と同じ姿勢でスタート。今度は左手を右脚の外側に当て、右手を後方に真っすぐ伸ばします。ポーズ1と左右対称の動きになります。片手を伸ばすとき、上半身を後ろに傾けすぎるとキツくなるので、上半身はできるだけ垂直を保ったまま回すことがポイント。こちらも5回繰り返します。(3呼吸×5回)
●どんな効果が?
お腹の力を使って上半身を回す感覚が身につきます。肩甲骨と胸椎の周りにも刺激が与えられます。軽い筋トレに近いので、継続すると上半身を回す筋力も鍛えられます
●スウィングのココが改善!
骨盤を回しすぎずに上半身をしっかり回す動きが身につきます。深いトップが作れるようになり、テークバックもフォローも大きくなります。スウィング全体が大きくなり、飛距離アップが見込めます
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2025年1月7・14日合併号より