【ゴルヨガ】Vol.32 地面反力をもっと使えるようになる! 片ひざ立ちからの「ひざ蹴り」ポーズ
トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、お尻や骨盤を刺激して、地面反力を使えるようになるポーズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)
メニューNo.32
片ひざ立ちからの
「ひざ蹴りポーズ」
今回は地面反力を使うための「ひざ蹴りポーズ」を紹介します。地面反力とは、足を踏み込んだときに地面から受ける反発力のことです。スウィング中に地面反力が使えると、上からの力と下からの力がぶつかり合い、ヘッドスピードが上がります。
飛距離が出る人は、基本的に地面反力を使っているケースが多いですが、飛ばない人は使えていない可能性が高いので、このメニューで地面反力を使うコツを身につけてください。
Pose 1
片ひざ立ちからの「ひざ蹴りポーズ」(左足)
右ひざを立てて構え、左手を前に出した姿勢でスタート。そこから素早く立ち上がり、左ひざを持ち上げて右足1本で立ちます。左手が下がり、右手が前になります。その姿勢で1呼吸(3秒くらい)キープしたら、1呼吸かけてゆっくりと元の姿勢に戻ります。それを10回繰り返します。(2呼吸×10回)
Pose 2
片ひざ立ちからの「ひざ蹴りポーズ」(右足)
左ひざを立てて構え、右手を前に出した姿勢でスタート。そこから先はポーズ1と左右対称の動きになります。右ひざを素早く上げることも大事ですが、それよりも左右にブレないことのほうが重要です。バランスが崩れない範囲で行います。こちらも10回繰り返します。(2呼吸×10回)
●どんな効果が?
お尻と太ももの裏側の筋肉に効果的な刺激が入ります。ひざを高く上げれば上げるほどお尻の下のほうの筋肉が伸びます。また、股関節の前側にも程よい刺激が入ります
●スウィングのココが改善!
右足と左足で床を強く踏むので、地面反力を使う基礎的なメニューになります。地面反力が使えるようになると、クラブを上から下に振り下ろすスピードが速くなり、飛距離アップが見込めます
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2024年12月17日号より